
結論からいうと、防災用のランタンには、火を使わず屋内でも使いやすい「LEDランタン」がおすすめです。選ぶときは「明るさ(ルーメン)」「電源(乾電池式か充電式か)」「点灯時間」「吊るせるか・置けるか」をチェックしましょう。そして、キャンプで普段から使いながら点検しておけば、いざというときに「電池が切れていた」「使い方が分からない」という失敗を防げます。




記事内容
- なぜ防災にランタンが必要なのか
- 防災用にはLEDランタンがおすすめな理由
- 防災ランタンの選び方:5つのチェックポイント
- タイプ別の特徴
- キャンプで使いながら備える
- 充電式ライトを安全に使うための注意点
- よくある質問(FAQ)
なぜ防災にランタンが必要なのか

首相官邸の防災に関するページでは、災害への備えとして、手の届くところに懐中電灯などを備えておくよう呼びかけています。夜に停電すると、部屋の中はほとんど何も見えなくなり、移動や片付け、家族の様子の確認なども難しくなります。
懐中電灯は、進む方向など「一点を照らす」のが得意な道具です。一方、ランタンは、周りを広く「全体を照らす」のが得意です。停電のときは、懐中電灯で足元を照らしながら移動し、ランタンで部屋全体を明るくする、というように両方を使い分けると便利です。
| 明かりの種類 | 得意なこと | 停電時の使い方 |
| 懐中電灯 | 一点を遠くまで照らす | 移動するときの足元、探しものをするとき |
| ランタン | 周りを広く照らす | 部屋やテーブルを明るくして過ごすとき |
チェックポイント
停電時は、移動には懐中電灯、部屋全体を照らすにはランタン、と使い分けると便利です。

防災用にはLEDランタンがおすすめな理由

キャンプ用のランタンには、ガス・ガソリン・灯油(ケロシン)などの燃料を燃やすタイプと、電気で光るLEDタイプがあります。燃料式のランタンは、明るさや雰囲気が魅力ですが、火を使うため、屋内で使うと火災や一酸化炭素中毒の危険があります。防災用として家の中で使うことを考えると、火を使わないLEDランタンが安心です。
また、停電時の明かりとしてろうそくを使う方法もありますが、火を使う以上、取り扱いには十分な注意が必要です。岐阜市消防の注意喚起では、ろうそくを使うときは火をつけたままその場を離れない、周りに燃えやすいものを置かない、安定した不燃性の台や受け皿を使うといった注意点を挙げたうえで、直火を使わないろうそく(LEDろうそくなど)を使うことを推奨しています。
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チェックポイント
防災用として屋内で使うなら、火を使わないLEDランタンが安心です。ろうそくを使う場合は、火の取り扱いに十分注意しましょう。

防災ランタンの選び方:5つのチェックポイント

①明るさ(ルーメン)
ランタンの明るさは「ルーメン(lm)」という単位で表されます。数字が大きいほど明るくなりますが、明るいほど電池の減りも早くなる傾向があります。部屋全体を照らしたいなら明るめのもの、手元やテーブルを照らすなら控えめな明るさのものなど、使う場面に合わせて選びましょう。明るさを調整できる「調光機能」があると、必要に応じて明るさを抑えて電池を長持ちさせられるので便利です。
チェックポイント
明るさはルーメンで確認。調光機能があれば、明るさを抑えて電池を長持ちさせられます。
②電源:乾電池式か充電式か
LEDランタンの電源には、主に乾電池式と充電式(USB充電など)があります。乾電池式は、予備の電池があればすぐに交換できるのが強みです。家にある懐中電灯やラジオと同じサイズの電池を使うランタンを選べば、電池を共通で備蓄しやすくなります。
充電式は、電池を買い足す必要がなく、日ごろのキャンプで使いやすいのがメリットです。ただし、停電が長引くと充電できなくなるため、モバイルバッテリーやポータブル電源と組み合わせておくと安心です。乾電池でも充電でも使える「ハイブリッド式」のランタンもあります。
| 電源 | メリット | 注意点 |
| 乾電池式 | 予備の電池があればすぐ交換できる | 電池の備蓄と、使用期限の管理が必要 |
| 充電式 | 電池を買い足さなくてよい。日ごろ使いやすい | 停電が長引くと充電できない。モバイルバッテリーなどと組み合わせる |
| ハイブリッド式 | 乾電池と充電の両方で使える | 製品によって対応する電池や充電方法が異なる |
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チェックポイント
乾電池式は電池を共通化して備蓄、充電式はモバイルバッテリーやポータブル電源と組み合わせるのがおすすめです。
③点灯時間
停電がいつまで続くかは分かりません。製品の仕様に書かれている点灯時間を確認し、明るさの設定ごとにどれくらい使えるかを見ておきましょう。多くの製品では、明るさを抑えたモードほど長く点灯できます。
チェックポイント
点灯時間は明るさの設定によって変わります。仕様を確認し、控えめな明るさで長く使えるものが安心です。
④吊るせるか・置けるか
ランタンは、天井や高い場所から吊るすと、部屋全体を効率よく照らせます。フックやハンドルが付いているか、テーブルに安定して置けるかも確認しておきましょう。キャンプでもテントの中に吊るしたり、テーブルに置いたりと、使い方の幅が広がります。
チェックポイント
吊るせるハンドルやフックがあると、部屋全体を照らしやすくなります。
⑤防水性・丈夫さ
災害時は、雨の中での移動や、屋外での使用も考えられます。防水・防滴性能があるものや、落としても壊れにくいものを選ぶと、キャンプでも防災でも安心して使えます。防水性能は「IPX4」などの等級で表示されていることが多いので、仕様を確認しましょう。
チェックポイント
防水・防滴性能や丈夫さも確認しておくと、雨の日のキャンプや屋外での使用にも安心です。

タイプ別の特徴

乾電池式のLEDランタン
乾電池式のLEDランタンは、電池さえあればすぐに使えるのが強みです。我が家で使っているコールマンのクアッドマルチパネルランタンは、乾電池式のLEDランタンです。ガスランタンやガソリンランタンのように本体が熱くならないので、子どもがいる環境でも安心して使え、災害で停電したときの家庭の明かりとしても活躍してくれると思います。電池はコンビニでも手に入りやすいのもいいところです。
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チェックポイント
乾電池式は、電池があればすぐ使えるのが強み。本体が熱くならないLEDは子どもがいる家庭でも安心です。
コンパクトなポップアップ式・充電式
小さくたためるポップアップ式のLEDランタンや、USBで充電できるコンパクトな充電式ランタンは、複数個をそろえやすく、部屋ごとやトイレなどに分散して置いておくのに便利です。キャンプでも、テーブルやテントの中など、必要な場所に気軽に置けます。
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チェックポイント
コンパクトなランタンを複数そろえて、部屋ごとに分散して置いておくと、停電時に便利です。

キャンプで使いながら備える

防災用品は、しまい込んだままにしておくと、いざというときに「電池が切れていた」「液漏れしていた」「使い方が分からない」といったことが起こりがちです。キャンプ用のランタンを防災用としても兼ねておけば、キャンプに行くたびに自然と点検でき、使い方にも慣れておくことができます。
- キャンプの前後に、点灯するか・明るさは十分かを確認する
- 乾電池式は、使った電池を入れ替え、予備の電池も補充しておく
- 充電式は、キャンプから帰ったら満充電にしておく
- 保管場所を家族で共有し、停電時にすぐ取り出せる場所に置く
普段使いながら少しずつ入れ替えていく「ローリングストック」の考え方を、道具にも当てはめるイメージです。キャンプの楽しみが、そのまま家族の備えにもつながります。
チェックポイント
キャンプ用のランタンを防災用と兼ねれば、キャンプのたびに点検でき、使い方にも慣れておけます。

充電式ライトを安全に使うための注意点

独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)は、充電式ライトをほかの製品の充電器で充電すると、リチウムイオン電池が過充電によって発火し、火災につながるおそれがあると注意喚起しています。防災用に準備したライトが火災の原因になっては本末転倒です。NITEが挙げている主な注意点は次のとおりです。
- 充電は製品に付属の充電器(ACアダプター)で行う
- 充電中は放置せず、近くに可燃物などを置かない
- 充電用コネクター内部に液体やほこりなどが付着している場合は充電しない
- 衝撃を与えない
- 高温となる場所に放置しない、水に濡らさない
- 充電ができないなどの異常が見られたときは、ただちに使用を中止し、購入店などに相談する
キャンプでは、夏の車内など高温になる場所にランタンを置きっぱなしにしがちなので、特に注意しましょう。
チェックポイント
充電式ライトは付属の充電器で充電し、高温の場所に置かないなど、NITEの注意点を守って使いましょう。

まとめ:キャンプでも防災でも頼れるランタンを選ぼう
防災ランタンの選び方のポイントを振り返ります。
- 停電時は、移動には懐中電灯、部屋全体にはランタンと使い分ける
- 屋内で使う防災用には、火を使わないLEDランタンが安心
- 選ぶときは「明るさ」「電源」「点灯時間」「吊るせるか」「防水性」をチェック
- キャンプで普段から使いながら点検し、電池や充電を管理する
- 充電式ライトは付属の充電器で充電するなど、安全な使い方を守る
ランタンは、キャンプの夜を楽しくしてくれるだけでなく、停電のときには家族の安心を支えてくれる道具です。キャンプでも防災でも使えるランタンを選んで、普段から使いながら備えておきましょう。
参考にした情報源
よくある質問(FAQ)
Q1. 防災用のランタンは何個あればいいですか?

Q2. 停電のときにろうそくを使ってもいいですか?

Q3. 乾電池はどのくらい備えておけばいいですか?

Q4. キャンプ用のガスランタンは防災にも使えますか?


















