今回はキャンプに行くと必ず必要になるランタンについて種類別によるメリット・デメリットを交えつつ紹介していこうと思います。
ランタンは使う燃料によってメリット・デメリットが必ずあります。
間違った使い方をすると危険な事故にも繋がるので注意が必要です。
またメリット・デメリットを理解しないまま購入するとランタンを買い直すことになる可能性もあります。
安い買い物ではないのでランタン選びで失敗だけは避けたいところです。
そこで今回は用途別のランタンの選び方を紹介していきます。
あなたがランタンを購入する時の参考に少しでもなれば幸いです。
記事内容
- ランタンの種類
- メインランタン 種類別 メリット・デメリット
- テーブルランタン 種類別 メリット・デメリット
- シチュエーション別ランタンの選び方
- ランタンの失敗しない選び方
- ガソリン・ケロシン・ガス・LED【ランタン4種】メリット&デメリット まとめ
この記事では、ランタンの失敗しない選び方や、燃料別にランタンの種類や魅力を紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでもワクワクしてくれれば嬉しいです。
ランタンの種類
ランタンを大きなジャンルで分けると4つの種類があります。
- ガソリンランタン
- ケロシンランタン
- ガスランタン
- LED ランタン
この4つです。
何が違うのかというと、ランタンの動力になる燃料の違いです。
- ガソリンランタンは、ホワイトガソリン
- ケロシンランタンは、灯油
- ガスランタンは、OD缶・CB缶
- LEDランタンは、電池
ガソリンランタンの代表格になってくるのは、コールマンのワンマントルランタンなどがあります。
ケロシンランタンの代表格になってくるのは、Petromax HK500や、フュアハンドなどがあります。
ガスランタンの代表格になってくるのは、コールマン 2500ノーススターLPガスランタンや、ルミエールランタンなどがあります。
LEDランタンの代表格になってくるのは、コールマン クアッド(TM)マルチパネルランタンや、snow peak ほおずきなどがあります。
その中でメインランタンやサブランタン、テーブルランタンなどに割り振りができます。
キャンプサイト全体を照らせる光量の大きいものから、テーブルの上に置いて手元を照らすものまで様々です。
光量の大きなものをテーブルの上に置いてしまうと直視できないぐらい眩しいので不向きです。
逆に手元を照らす光量のランタンでキャンプサイト全体を照らすのも不可能です。
ランタンには使う場所によって向き不向きがあります。
どのようなシチュエーションで使うかによって選ぶランタンの種類は変わります。
ランタン選びで失敗しないためにしっかり理解して購入しましょう。
ランタン 種類別 メリット・デメリット
この項目ではメインランタンとして使う、ガソリンランタン・ケロシンランタン・ガスランタン・LEDランタンのメリット・デメリットを紹介していきます。
チェックポイント
ガソリンランタンは、コールマン ノーススター(R)チューブマントルランタン
ケロシンランタンは、Petromax HK500
ガスランタンは、コールマン 2500 ノーススター(R)LPガスランタン
LEDランタンは、コールマン クアッド(TM)マルチパネルランタン
この4つのランタンの前提で紹介していきます。
ガソリンランタン 出典:Amazon | ケロシンランタン | ガスランタン | LEDランタン | |
本体価格 (定価税込) | ノーススター(R)チューブマントルランタン 22,990円 | HK500 33,000円 | 2500 ノーススター(R)LPガスランタン 11,800円 | クアッド(TM)マルチパネルランタン 11,000円 |
燃料入手 | ホームセンター アウトドアショップ ガソリンスタンド | ガソリンスタンド | ホームセンター アウトドアショップ | スーパー コンビニ ホームセンター |
燃料代 | 1L缶 約 900円 (約 10 時間燃焼) | 1L 約 80円 (約 10 時間燃焼) | 470g 約 800円 (約 5 時間燃焼) | 単一形乾電池 8 本 約800円 (約 20 時間燃焼) |
手軽さ | ポンピング | ポンピング プレヒート | 点火装置 ライター | ボタンを押すだけ |
携帯性 (備品・燃料含む) | 本体サイズ:中 燃料:コンパクトにできる | 本体サイズ:大 燃料:コンパクトにできる | 本体サイズ:中 燃料:かさばる | 本体サイズ:中 燃料:少しかさばる |
光量 | 約360CP/230W相当 | 約500CP(約400W) | 約320CP/200W相当 約1,543lm(ルーメン) | 約800lm(ルーメン) |
光量の安定性 | 数時間に1度ポンピング | 数時間に1度ポンピング | ドロップダウン | 電池の消耗による |
安全性 | 火を使う 熱を持つ 一酸化炭素排出する | 火を使う 熱を持つ 一酸化炭素排出する | 火を使う 熱を持つ 一酸化炭素排出する | 火を使わない 熱を持たない 一酸化炭素排出しない |
虫 | 虫を寄せ付ける ランタンに当たると死ぬ | 虫を寄せ付ける ランタンに当たると死ぬ | 虫を寄せ付ける ランタンに当たると死ぬ | 虫を寄せ付ける ランタンに当たると死なない |
ランニングコスト | ガソリン マントル | 灯油 マントル | ガス缶 マントル | 電池 |
メンテナンス | 虫の除去 マントル破れチェック 燃料を抜く オイル注し | 虫の除去 マントル破れチェック 燃料を抜く 増し締め | 虫の除去 マントル破れチェック | 特になし |
ちょっとこの表だけではわかりずらいと思うから、各項目ごとに詳しく紹介していくね!
本体価格
ガソリンランタン 出典:Amazon | ケロシンランタン | ガスランタン | LEDランタン | |
本体価格 (定価税込) | ノーススター(R)チューブマントルランタン 22,990円 | HK500 33,000円 | 2500 ノーススター(R)LPガスランタン 11,800円 | クアッド(TM)マルチパネルランタン 11,000円 |
表に記載している価格はメーカーの定価の価格を税込で表示しています。
販売価格はケロシンランタンのHK500以外は定価よりも安くなっていますが、ランタンの燃料別の価格順位は変わりません。
専用ケースは意外と高いからね!
燃料入手
ガソリンランタン 出典:Amazon | ケロシンランタン | ガスランタン | LEDランタン | |
燃料入手 | ホームセンター アウトドアショップ ガソリンスタンド | ガソリンスタンド | ホームセンター アウトドアショップ | スーパー コンビニ ホームセンター |
ランタンを使うのには必ず燃料が必要になります。
燃料がどこで買えるのかも重要になってきます。
基本的にはAmazonですべての燃料が購入可能です。
しかしキャンプ場に向かっている途中に調達する時もあると思います。
燃料の調達も重要なポイントになるので注意が必要です。
OD缶も置いていて価格も安いからオススメだよ!
燃料代
ガソリンランタン 出典:Amazon | ケロシンランタン | ガスランタン | LEDランタン | |
燃料代 | 1L缶 約 900円 (約 10 時間燃焼) | 1L 約 80円 (約 10 時間燃焼) | 470g 約 800円 (約 5 時間燃焼) | 単一形乾電池 8 本 約800円 (約 20 時間燃焼) |
ランタンを使う上で必ず必要になる燃料ですが種類によって価格はバラバラです。
そして燃焼時間もバラバラなので注意が必要です。
ケロシンランタンのHK500は燃料が灯油なので圧倒的に安く、燃焼時間も長いのが特徴です。
燃料代を一晩で計算すると約 40円程度で済むことになります。
ガソリンランタンも燃焼時間は変わりませんが燃料のホワイトガソリンが灯油より高いので一晩の燃料代は高くなります。
そしてガスランタンはOD缶 470 g(大きい方)が一晩で空になるほど燃費は悪いです。
一晩でOD缶 1 缶 約800円の出費は正直イタイです。
レギュラーガソリンはホワイトガソリンに比べると不純物が多くて煤で目詰まりをおこして故障の原因になるからね!
手軽さ
ガソリンランタン 出典:Amazon | ケロシンランタン | ガスランタン | LEDランタン | |
手軽さ | ポンピング | ポンピング プレヒート | 点火装置 ライター | ボタンを押すだけ |
ランタンを点灯させる手軽さは、LEDランタンがボタンを押すだけなので圧倒的に楽です。
ガスランタンも点火装置が付いているものや、点火装置がなくてもライターがあれば簡単に点灯させることができます。
ガソリンランタンとケロシンランタンはポンピングをしてタンク内に空気を送り込み、タンク内に圧をかけて燃料を気化させ噴出しないといけません。
ガソリンランタンはポンピングをして圧が上がれば点火できます。
しかしケロシンランタンはポンピングをして圧が上がってもそこからプレヒートをしないと気化ができないのでもうひと手間かかってしまいます。
最低でも120秒ぐらいのプレヒートの時間は必要だからね!
携帯性(備品・燃料含む)
ガソリンランタン 出典:Amazon | ケロシンランタン | ガスランタン | LEDランタン | |
携帯性 (備品・燃料含む) | 本体サイズ:中 燃料:コンパクトにできる | 本体サイズ:大 燃料:コンパクトにできる | 本体サイズ:中 燃料:かさばる | 本体サイズ:中 燃料:少しかさばる |
キャンプに持って行くのに携帯性は重要です。
まずガスランタンですがランタン本体はそこまで大きくありません。
しかし燃費が悪いので1泊2日のキャンプでも燃料を最低でも2缶は持っていかなくてはいけません。
OD缶はコンパクトにしようもないのでガスランタンが1番荷物が増えます。
そして使い終わったガス缶を捨てれないキャンプ場もあるので家まで持って帰る必要がある場合もあります。
LEDランタンはキャンプに行く前日に自宅で電池を新品に交換していけば1泊2日のキャンプであれば本体のみを持っていけばいいと思います。
しかし毎回電池を新品に交換して行くわけにはいきません。
必ず交換用の電池が必要になるのでLEDランタン本体プラス交換用の電池が必要です。
ガソリンランタンとケロシンランタンは燃費がいいので1泊2日のキャンプであれば自宅で燃料を満タンにしていけば燃料を持って行く必要はありません。
もし長期宿泊で燃料を持っていかなといけない場合でも、社外品の容器に入れ替えればコンパクトにすることができます。
ガソリンランタンとケロシンランタンの大きさを比べると、ガソリンランタンの方が小さいのでここではガソリンランタンに軍配が上がります。
僕はMSRの容器を使っているよ!
光量
ガソリンランタン 出典:Amazon | ケロシンランタン | ガスランタン | LEDランタン | |
光量 | 約360CP/230W相当 | 約500CP(約400W) | 約320CP/200W相当 約1,543lm(ルーメン) | 約800lm(ルーメン) |
光量は一概に比べることは難しいんですがメーカーの発表している数値だけを比べるとケロシンランタンが1番明るいです。
次にガソリンランタン、ガスランタンの順になっています。
今紹介した3つのランタンはマントルに火が灯るタイプのランタンです。
しかしLEDランタンだけはマントルがないので少し灯りの雰囲気が違います。
これはLED特有の直進性が高く、光が分散しにくいので他のランタンより暗く感じてしまいます。
光量の安定性
ガソリンランタン 出典:Amazon | ケロシンランタン | ガスランタン | LEDランタン | |
光量の安定性 | 数時間に1度ポンピング | 数時間に1度ポンピング | ドロップダウン | 電池の消耗による |
光量の安定性はガソリンランタンが1番安定しています。
ホワイトガソリンの引火点は−40℃と低く、気温が低い場所でも安定して使用することができます。
また燃料タンク内の圧が下がってくると光量が落ちてきますが再度ポンピグをしてタンク内の圧を上げれば光量は上がります。
ケロシンランタンもポンピングをすれば光量は上がりますが、ガソリンランタンよりも引火点が高いのでガソリンランタンの方が安定性があるとしました。
LEDランタンは電池の消耗と共に徐々に暗くなってくると思います。
電池を最後まで使い切る頃には少し暗くなってくるので注意が必要です。
最後にガスランタンですが点灯し始めた時が1番明るく時間と共に徐々に暗くなってきます。
これはガス缶の中のガスの消費による光量減ではありません。
これはガス缶特有の、ドロップダウンが原因です。
ドロップダウンとは、気温の低い時期に長時間使用していると缶の温度が急激に下がっていき、ガスが気化しなくなり火力が弱くなることです。
気温の低い時期と言いましたが、気温の高い時期にもドロップダウンは起こります。
ドロップダウンを解決するには、別のガス缶に交換するしかありません。
下に写真を貼っておくね!
安全性
ガソリンランタン 出典:Amazon | ケロシンランタン | ガスランタン | LEDランタン | |
安全性 | 火を使う 熱を持つ 一酸化炭素排出する | 火を使う 熱を持つ 一酸化炭素排出する | 火を使う 熱を持つ 一酸化炭素排出する | 火を使わない 熱を持たない 一酸化炭素排出しない |
ガソリンランタン、ケロシンランタン、ガスランタンは火器になります。
点灯中は火を使っているのでランタン本体は大変熱くなりますので火傷には注意してください。
また点灯中のランタンを地面に落としてしまったりすると火事の原因になるので火事にも注意が必要です。
そして火器なので密閉された空間で使うと、一酸化炭素中毒になる恐れもあります。
一酸化炭素は、無色・無臭で気が付きにくく、人体に有毒な大変危険な気体です。
最悪の場合、死にますので注意してください。
その点LEDランタンは火を使わないので熱も持たなく火事の心配もないので安心です。
虫
ガソリンランタン 出典:Amazon | ケロシンランタン | ガスランタン | LEDランタン | |
虫 | 虫を寄せ付ける ランタンに当たると死ぬ | 虫を寄せ付ける ランタンに当たると死ぬ | 虫を寄せ付ける ランタンに当たると死ぬ | 虫を寄せ付ける ランタンに当たると死なない |
LEDランタンは一般的には紫外線を出さないので虫を寄せ付けにくいと言われています。
しかし実際はランタンは暗闇で使うのでその場所が明るくなることによって虫は寄ってきます。
LEDランタン以外のガソリンランタン、ケロシンランタン、ガスランタンも同様に虫を寄せ付けます。
しかしガソリンランタン、ケロシンランタン、ガスランタンは熱を持っているのでランタンに留まると熱で虫が死にます。
その点ではLEDランタンは、ガソリンランタン、ケロシンランタン、ガスランタンより劣るのかもしれません。
ランニングコスト
ガソリンランタン 出典:Amazon | ケロシンランタン | ガスランタン | LEDランタン | |
ランニングコスト | ガソリン マントル | 灯油 マントル | ガス缶 マントル | 電池 |
ランニングコストは故障をしない限りケロシンランタンがぶっちぎりで安いです。
マントルは正常な使い方、荒い輸送をしない限り簡単に破れたりすることはありません。
なので燃料費の安いケロシンランタンが1番ランニングコストが安くすみます。
LEDランタンは1度の電池交換で長時間点灯し、マントルもないので2位という結果にしました。
その次にガソリンランタン。
そして1番ランニングコストがかかるのは間違いなくガスランタンです。
ガス缶が高いというのもありますし、1泊2日のキャンプでも1本では心もとないので必ず2缶は必要になります。
メンテナンス
ガソリンランタン 出典:Amazon | ケロシンランタン 25 | ガスランタン 19 | LEDランタン 30 | |
メンテナンス | 虫の除去 マントル破れチェック 燃料を抜く オイル注し | 虫の除去 マントル破れチェック 燃料を抜く 増し締め | 虫の除去 マントル破れチェック | 特になし |
熱の項目で言いましたが、ガソリンランタン・ケロシンランタン・ガスランタンに虫が留まると死ぬと言いました。
ランタンの熱で死んだ虫の死骸がランタンについているので掃除が必要になります。
またマントルの破損チェックも必ず行わなければなりません。
マントルに穴が空いた状態で使用すると最悪の場合ランタンのグローブ(ガラス)が熱で割れてしまいます。
またガソリンランタンとケロシンランタンは使い終われば燃料を抜く必要があります。
そしてガソリンランタンは更に定期的にポンプカップ(ポンピングする所)に油を注さないといけません。
ケロシンランタンは各パーツが熱で緩んでくるので増し締めが必要になります。
その点LEDランタンはメンテナンスは汚れを拭くだけなのでとても楽です。
もう一度初めに見てもらった表を貼っておくね!
ガソリンランタン 出典:Amazon | ケロシンランタン | ガスランタン | LEDランタン | |
本体価格 (定価税込) | ノーススター(R)チューブマントルランタン 22,990円 | HK500 33,000円 | 2500 ノーススター(R)LPガスランタン 11,800円 | クアッド(TM)マルチパネルランタン 11,000円 |
燃料入手 | ホームセンター アウトドアショップ ガソリンスタンド | ガソリンスタンド | ホームセンター アウトドアショップ | スーパー コンビニ ホームセンター |
燃料代 | 1L缶 約 900円 (約 10 時間燃焼) | 1L 約 80円 (約 10 時間燃焼) | 470g 約 800円 (約 5 時間燃焼) | 単一形乾電池 8 本 約800円 (約 20 時間燃焼) |
手軽さ | ポンピング | ポンピング プレヒート | 点火装置 ライター | ボタンを押すだけ |
携帯性 (備品・燃料含む) | 本体サイズ:中 燃料:コンパクトにできる | 本体サイズ:大 燃料:コンパクトにできる | 本体サイズ:中 燃料:かさばる | 本体サイズ:中 燃料:少しかさばる |
光量 | 約360CP/230W相当 | 約500CP(約400W) | 約320CP/200W相当 約1,543lm(ルーメン) | 約800lm(ルーメン) |
光量の安定性 | 数時間に1度ポンピング | 数時間に1度ポンピング | ドロップダウン | 電池の消耗による |
安全性 | 火を使う 熱を持つ 一酸化炭素排出する | 火を使う 熱を持つ 一酸化炭素排出する | 火を使う 熱を持つ 一酸化炭素排出する | 火を使わない 熱を持たない 一酸化炭素排出しない |
虫 | 虫を寄せ付ける ランタンに当たると死ぬ | 虫を寄せ付ける ランタンに当たると死ぬ | 虫を寄せ付ける ランタンに当たると死ぬ | 虫を寄せ付ける ランタンに当たると死なない |
ランニングコスト | ガソリン マントル | 灯油 マントル | ガス缶 マントル | 電池 |
メンテナンス | 虫の除去 マントル破れチェック 燃料を抜く オイル注し | 虫の除去 マントル破れチェック 燃料を抜く 増し締め | 虫の除去 マントル破れチェック | 特になし |
テーブルランタン 種類別 メリット・デメリット
この項目ではテーブルランタンとして使う、ケロシンランタン・ガスランタン・LEDランタンのメリット・デメリットを紹介していきます。
まずは見やすいように表にまとめておいたよ!
チェックポイント
ケロシンランタンは、フュアハンド(ハリケーンランタン)
ガスランタンは、コールマン ルミエールランタン
LEDランタンは、コールマン バッテリーガードLED ランタン/200
この3つのランタンの前提で紹介していきます。
ケロシンランタン 出典:Amazon | ガスランタン 出典:Amazon | LEDランタン 出典:Amazon | |
本体価格 (定価税込) | フュアハンド 4,400円 | ルミエールランタン 5,980円 | バッテリーガードLED ランタン/200 1,980円 |
燃料代 | 340ml 約30円 (20時間以上燃焼) | 230g 約 500円 (約 30 時間燃焼) | 単3形乾電池 4本 約120円 (約 15 時間燃焼) |
手軽さ | ライター | ライター | ボタンを押すだけ |
携帯性 (備品・燃料含む) | 本体サイズ:大 燃料:コンパクトにできる | 本体サイズ:中 燃料:かさばる | 本体サイズ:小 燃料:コンパクト |
光量 | 5W | 不明 | 200ルーメン |
光量の安定性 | 特にすることなし | ドロップダウン | 電池の消耗による |
安全性 | 火を使う 熱を持つ 一酸化炭素排出する | 火を使う 熱を持つ 一酸化炭素排出する | 火を使わない 熱を持たない 一酸化炭素排出しない |
虫 | 虫を寄せ付ける | 虫を寄せ付ける | 虫を寄せ付ける |
ランニングコスト | 灯油 芯 | ガス缶 | 電池 |
メンテナンス | 燃料を抜く 芯の交換 | 特になし | 特になし |
それじゃ、各項目ごとに詳しく紹介していくね!
本体価格
ケロシンランタン 出典:Amazon | ガスランタン 出典:Amazon | LEDランタン 出典:Amazon | |
本体価格 (定価税込) | フュアハンド 4,400円 | ルミエールランタン 5,980円 | バッテリーガードLED ランタン/200 1,980円 |
本体価格は物にもよりますが、LEDランタンが1番安いと思います。
ケロシンランタンもフュアハンドにこだわらなければもっと安いものもあります。
ガスランタンは構造上パーツが多いからか、テーブルサイズになっても高い印象があります。
燃料代
ケロシンランタン 出典:Amazon | ガスランタン 出典:Amazon | LEDランタン 出典:Amazon | |
燃料代 | 340ml 約30円 (20時間以上燃焼) | 230g 約 500円 (約 30 時間燃焼) | 単3形乾電池 4本 約120円 (約 15 時間燃焼) |
燃料代はやはりケロシンランタンがぶっちぎりで安いです。
1時間の燃料代は約 1.5円になります。
続いてLEDランタン、ガスランタンとなります。
手軽さ
ランタンを点灯させる手軽さは、メインランタンの所でも紹介した通りLEDランタンがボタンを押すだけなので圧倒的に楽です。
ケロシンランタン、ガスランタンともにライターのみで着火できるので同列にしておきました。
携帯性
ケロシンランタン 出典:Amazon | ガスランタン 出典:Amazon | LEDランタン 出典:Amazon | |
携帯性 (備品・燃料含む) | 本体サイズ:大 燃料:コンパクトにできる | 本体サイズ:中 燃料:かさばる | 本体サイズ:小 燃料:コンパクト |
LEDランタンがコンパクトで電池も小さいので携帯性に優れています。
ガスランタンはガス缶が大きいのでどうしてもかさばってしまいます。
ケロシンランタンは本体は大きいですが燃料はコンパクトにすることができるのが特徴です。
光量
光量に関してはどれも差はないと思います。
カタログ上ではLEDランタンが1番明るかったです。
ルミエールランタンはコールマンが明るさを記載していなかったので不明です。
光量の安定性
ガスはどうしてもドロップダウンを起こすので安定性には欠けます。
これはガスの宿命なので諦めるしかないと思います。
LEDランタンは電池の減りと比例して徐々に暗くなってきます。
ケロシンランタンは芯が灯油を吸い上げて火がついているので、燃料タンク内の灯油がなくなるまで安定して火がついています。
安全性
ケロシンランタン 出典:Amazon | ガスランタン 出典:Amazon | LEDランタン 出典:Amazon | |
安全性 | 火を使う 熱を持つ 一酸化炭素排出する | 火を使う 熱を持つ 一酸化炭素排出する | 火を使わない 熱を持たない 一酸化炭素排出しない |
安全性はメインランタンのところでも紹介しましたがLEDが火を使っていないので1番安全です。
ケロシンランタン、ガスランタンは火を使っているので火事・火傷・密封空間での使用時の一酸化炭素中毒に注意してください。
虫
虫についてですが、どのランタンも虫は引き寄せます。
しかしテーブルランタンはメインランタン程の光量がありません。
メインランタンが点灯している間はメインランタンに虫が引き寄せられるのでテーブルランタンにはほとんど寄ってきません。
夜遅くにテーブルランタンのみを点灯すると虫が多少は寄ってくるので注意してください。
ランニングコスト
ランニングコストはLEDランタンが電池のみなので一番安いかなと思います。
ケロシンランタンは燃料の灯油は安いのですが定期的に芯の交換が必要になります。
頻度はそんなにも多くないですが燃料にプラスαという点でLEDランタンの下にしました。
ガスランタンはどうしてもガスが高いので最下位です。
メンテナンス
メンテナンスは、LEDランタンとガスランタンは特にすることはありません。
汚れた時に拭き取る程度で十分です。
しかしケロシンランタンは先程も言いましたが定期的に芯の交換が必要になります。
そして使い終わった時に燃料の灯油を抜き取らないといけません。
燃料を抜き取らないとランタンを倒してしまうと灯油が漏れ出します。
車の中や家の中を灯油で汚したくないのであれば燃料タンクから燃料を抜き取る方が無難です。
最後にもう一度初めに見てもらった一覧表を貼っておくね!
ケロシンランタン 出典:Amazon | ガスランタン 出典:Amazon | LEDランタン 出典:Amazon | |
本体価格 (定価税込) | フュアハンド 4,400円 | ルミエールランタン 5,980円 | バッテリーガードLED ランタン/200 1,980円 |
燃料代 | 340ml 約30円 (20時間以上燃焼) | 230g 約 500円 (約 30 時間燃焼) | 単3形乾電池 4本 約120円 (約 15 時間燃焼) |
手軽さ | ライター | ライター | ボタンを押すだけ |
携帯性 (備品・燃料含む) | 本体サイズ:大 燃料:コンパクトにできる | 本体サイズ:中 燃料:かさばる | 本体サイズ:小 燃料:コンパクト |
光量 | 5W | 不明 | 200ルーメン |
光量の安定性 | 特にすることなし | ドロップダウン | 電池の消耗による |
安全性 | 火を使う 熱を持つ 一酸化炭素排出する | 火を使う 熱を持つ 一酸化炭素排出する | 火を使わない 熱を持たない 一酸化炭素排出しない |
虫 | 虫を寄せ付ける | 虫を寄せ付ける | 虫を寄せ付ける |
ランニングコスト | 灯油 芯 | ガス缶 | 電池 |
メンテナンス | 燃料を抜く 芯の交換 | 特になし | 特になし |
シチュエーション別ランタンの選び方
ランタンは使う場所によって選ぶランタンが違います。
この項目ではシチュエーション別のランタンの選び方を紹介していきます。
メインランタンにするのはコレ!
メインランタンに選ぶランタンは必ず光量の大きなランタンを選ばないといけません。
LEDランタンは、メインランタンとして使うとなると光量が小さいので必然的に選択肢から外れてしまいます。
残るはガソリンランタン、ケロシンランタン、ガスランタン、この3つです。
まずガスランタンの 2500 ノーススター(R) ですが、すぐに明かりが灯るお手軽さは断トツの1位です。
しかしランニングコストの高さやドロップダウン、そして荷物の多さというデメリットがあります。
ガスランタンは、お手軽な反面、お金とスペースがかかる
続いてケロシンランタンの Petromax K500ですが、圧倒的光量とランニングコストの安さ、そして光量の安定性、燃料の手に入れやすさというメリットがあります。
しかし本体価格が高く、プレヒートの手間もありメンテナンスの複雑さというデメリットがあります。
ケロシンランタンは、明るくてランニングコストは安いが、本体価格が高く手間がかかる
ガソリンランタンのノーススター(R)チューブマントルランタンは、光量があり光量の安定性もいいです。
しかし燃料代が少し高く、燃料はアウトドアショップなどに行かないと入手できないデメリットがあります。
ガソリンランタンは、光量と光量の安定性はいいが、ランニングコストが少し高く他の燃料のランタンに比べると燃料が入手しづらい
メインランタンに選ぶのはコレ!
・ケロシンランタン( Petroma HK500 )
・ガソリンランタン(ノーススター(R)チューブマントルランタン)
初期投資の本体 33,000円は正直高いけど長い目で見るとランニングコストが安いからすぐに回収できるよ!
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サブランタンにはコレ!
メインランタンに光量の大きいランタンを持っているなら、はっきり言ってサブランタンは必要ありません。
しかし大きなテントやタープを持っている人には必要になるかもしれません。
その時にオススメする選び方は、
メインランタンと同じ燃料のランタンを選ぶことです。
あの燃料、この燃料となってくると必然的に荷物が増えてしまいます。
荷物が増えると忘れ物や買い忘れが必ず発生します。
そうならない為にも同じ燃料のランタンを選びましょう。
サブランタンに選ぶのはコレ!
・同じ燃料のランタンを選べば間違いなし!
メインランタンにガソリンランタンを使ってるなら、今使ってるランタンより光量の小さいのを選ぶのもありかもね!?
その場合はマントルが同じかも確認してね!
テント内で使うならこのランタン!
テント内で使うランタンを選ぶ時は、安全第一で選ばないといけません。
テント内は基本的には火器は厳禁です!
テント内で火器を使う場合は火事、一酸化炭素中毒に注意し、自己責任で使用してください!
そうなると必然的にLEDランタンを選ぶことになります。
光量の大きなLEDランタンは少ないですが、コールマン クアッド(TM)マルチパネルランタンはテント内であれば十分な明るさがあります。
テント内で使うランタンに選ぶのはコレ!
・コールマン クアッド(TM)マルチパネルランタン
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コールマン (Coleman) クアッドマルチパネルランタンが多機能すぎる!!
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ランタンの失敗・後悔しない選び方
ランタンを購入する時に失敗や後悔しない選び方を紹介していきたいと思います。
バーナーの燃料と揃える
あなたはどの燃料のバーナーを持っていますか?
- ガス
- ガソリン
- ケロシン
バーナーはガス、ランタンはガソリンという組み合わせにしてしまうとガス缶とホワイトガソリンを両方キャンプに持って行かなくてはいけません。
荷物も増えますし燃料代もかさむのでオススメしません!
そして1番最悪の組み合わせはガソリンバーナーとケロシンランタンの組み合わせです。
もちろん逆のケロシンバーナーとガソリンランタンの組み合わせも最悪です。
ガソリンと灯油の組み合わせにすると、燃料の種類が2個になり荷物が増えてしまいます。
荷物が増えるだけならまだいいのですが、燃料の入れ間違いが起きた時には事故に繋がります。
ケロシン燃料を使うキャンプギア(バーナー・ランタン)に、間違ってホワイトガソリンを入れてしまうと大炎上します。
これは灯油とガソリンの引火点の違いで起こります。
ホワイトガソリンの引火点は約 ‐40℃で、灯油の引火点は約 40℃です。
ガソリンは揮発性が高いのでプレヒートの必要はありません。
しかし灯油は燃えにくく揮発性が悪いのでプレヒートが必要にるんです。
プレヒートは、灯油を気化さすためにやるんだよ!
事故が起こってからでは遅いので、ガソリンと灯油の組み合わせだけは絶対にしないようにしましょう。
ランニングコストを考える
ずっとキャンプを続けていくと必ずランニングコストが気になり始めます。
手軽なガスランタンは長く使い続けるとランニングコストがかかりすぎるのでオススメしません。
他の燃料のランタンに比べると、キャンプに行けば行くほど損をしていきます。
LEDランタンはテント内で使うのに必要になるのでひとつは持っておきたいところです。
一時的なことではなく長期的に考えるとランニングコストは重要になります。
ランタンを購入する時には必ずランニングコストまで考えて購入してください。
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メンテナンスを考える
LEDランタンはメンテナンスというメンテナンスが無いのですごく扱いやすいランタンです。
その他のガソリンランタン、ケロシンランタン、ガスランタンは虫の除去、マントル・グローブ(ガラス)の破損のチェックは必ずしないといけません。
さらにガソリンランタンとケロシンランタンは油を注したり、各パーツの増し締めなどが日常的に必要になります。
メンテナンスを怠ると故障の原因や事故の原因になるのでしっかりメンテナンスをする必要があります。
メンテナンスの方法は【 各ランタン名 + メンテナンス 】でGoogle検索すれば多数出てくるので心配はいりません。
逆にメンテナンスを面倒だと思う人は、メンテナンスが楽でランニングコストの高いガスランタンをオススメします。
メーカー公式のYouTubeなんかもあるから安心だよ!
手間を考える
ランタンは明かりを灯して初めて役割を果たします。
ランタンに明かりを灯すまでには色々な手間があります。
- 燃料(電池)を買いに行く
- 燃料(電池)を入れる
- ポンピングする
- マントルを付ける
- プレヒートをする
- 火を灯す
ランタンを使い終わってからも手間はあります。
- 虫の除去をする
- 燃料を抜く
- メンテナンスをする
自分にどの手間ができて、どの手間ができないのかを考えてランタンを選んでください。
2番目がガスランタン
3番目がガソリンランタン
4番目の1番手間がかかるのはケロシンランタンだよ!
自分に合ったランタンを買ってね!
ガソリン・ケロシン・ガス・LED【ランタン4種】メリット&デメリット まとめ
今まで長々と書いてきましたがそろそろまとめていきたいと思います。
ランタンを選ぶ時には色々なことを考えて買わないと失敗や後悔を絶対にすることになります。
最悪の場合は買い直しになり、いらない余計なお金を使うことになります。
ランタンを買う時に、ランタンの見かけのカッコよさだけに惹かれて買ってしまうと「こんなはずじゃなかった」という気持ちになりかねません。
見かけのカッコよさも大事ですが本当に自分自身が使えるかを考えて買ってください。
ランタンを購入する時のチェックポイントは、
- どれぐらいの頻度でキャンプに行く?
- バーナーの燃料と同じ燃料のランタンを選んでる?
- ランタン本体にいくらまでの金額を出せる?
- 本当にランニングコストを考えている?
- 手間はどこまで我慢できる?
- メンテナンスをしっかりできる?
年間数十回キャンプに行く人は、絶対にガスランタンは選ばない方がいいです。
ランニングコストの高さで絶対に後悔します。
だって1泊のキャンプでもOD缶の大きいサイズ1個は必ず空になるからね。
ランタンの燃料代だけで800円もかかってしまうんだよ!
年に数回しかキャンプに行かない人はガスランタンが手間も少なく光量も十分なのでいいかもしれません。
逆に年に数回しかキャンプに行かない人がケロシンランタンを買うと元が取れない可能性があるのでオススメしません。
トータルのバランスがいいのはガソリンランタンかなと思います。
ずば抜けていい所もありませんが、ずば抜けて悪い所もありません。
LEDランタンはメインランタンとして使うには心もとないかもしれません。
しかし密封空間でも使えるという利点があるので災害時に役立つので1個は持っておきたいランタンです。
下記の基準でランタンを選ぶのもひとつの方法かもしれません。
- 年に数回しかキャンプに行かない人は、ガスランタン
- 月に1回キャンプに行く人は、ガソリンランタン
- 月に複数回キャンプに行く人は、ケロシンランタン
- 災害用に、LEDランタン
今まで書いてきた基準を参考にランタンを買えば大きな失敗や後悔はしないと思います。
ランタンは大きな買い物になるので失敗や後悔をしないようじっくりと考えて購入してくださいね。
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最後まで読んでくれてありがとうございました。
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