
結論からいうと、雪中キャンプは「冬キャンプの装備」に加えて、雪道を走るためのスタッドレスタイヤ、雪をどかすスノーショベル、テントに積もった雪を下ろすスノーブラシ、足元を濡らさない長靴やブーツが必要です。さらに、雪の重みでテントがつぶれる危険や、一酸化炭素中毒など、雪ならではの安全対策が欠かせません。この記事では、冬キャンプとの違い、必要な装備、雪上での設営のコツ、安全対策まで、我が家の経験も交えて解説します。




記事内容
- 雪中キャンプと冬キャンプの違い
- 雪中キャンプに必要な装備
- 雪の上でのテント設営のコツ
- 雪中キャンプの安全対策
- よくある質問(FAQ)
雪中キャンプと冬キャンプの違い

冬キャンプは「寒い時期のキャンプ」全般を指しますが、雪中キャンプは「雪が積もった場所でのキャンプ」です。寒さへの備えに加えて、雪道の運転、雪の上での設営、テントに積もる雪への対処など、雪ならではの準備と注意が必要になるため、難易度はぐっと上がります。
| 項目 | 冬キャンプ | 雪中キャンプ |
| 主な課題 | 寒さ・結露 | 寒さ・結露に加えて、雪道・積雪・雪の重み |
| 移動 | 路面の凍結に注意 | スタッドレスタイヤやチェーンが必須 |
| 設営 | 通常の地面にペグダウン | 除雪や踏み固め、雪用のペグが必要 |
| 夜間 | 冷え込み対策 | 冷え込みに加えて、降雪時の雪下ろし |
我が家の雪中キャンプ体験
我が家は、琵琶湖の近くにある六ツ矢崎浜オートキャンプ場とマキノ高原キャンプ場で、雪中キャンプを経験してきました。
六ツ矢崎浜オートキャンプ場に行ったときは、雪が積もってから5日ほどたっていて、平均して10cmほどの雪が残っていました。受付の方の話では、多いときは40cmほど積もることもあるそうです。比較的降雪量が少ないキャンプ場なので、雪中キャンプデビューにも向いていると感じました。
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一方、2020年の年末に行ったマキノ高原キャンプ場では、積雪を甘く考えて行ったところ、想像以上に雪が積もって驚きました。雪の量はキャンプ場や時期によって大きく違うので、初めての雪中キャンプでは、降雪量が比較的少ない場所を選ぶのがおすすめです。なお、マキノ高原キャンプ場では、冬季は雪に対処できる中級者以上に限って予約を受け付けていた時期もあります。冬季の営業や予約の条件は、必ず各キャンプ場の最新情報を確認しましょう。
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チェックポイント
雪中キャンプは冬キャンプより難易度が上がります。初めてなら降雪量が比較的少ないキャンプ場を選び、冬季の営業条件は最新情報を確認しましょう。

雪中キャンプに必要な装備

| カテゴリ | 必要なもの | 役割 |
| 車 | スタッドレスタイヤ、タイヤチェーン | 雪道・凍結路を走るため |
| 雪の対処 | スノーショベル、スノーブラシ | 設営場所の除雪、テントに積もった雪を下ろす |
| 設営 | 雪用のペグ(スノーペグ) | 雪の上でテントを固定する |
| 足元 | ひざまでの長靴、防水・防寒ブーツ、スノーシュー | 足を濡らさず、雪の上を歩きやすくする |
| 寝床 | 冬用寝袋、断熱性の高いマット、インナーシュラフ | テント内の冷え込みに備える |
車の装備:スタッドレスタイヤは必須
雪中キャンプでまず必要なのが、雪道を安全に走るための装備です。スタッドレスタイヤは必須で、雪が降っていなくても路面が凍結していることがあります。道路状況によってはタイヤチェーンが必要になる場合もあるため、あわせて準備しておきましょう。
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チェックポイント
雪中キャンプにはスタッドレスタイヤが必須。路面の凍結にも備え、チェーンもあわせて準備しましょう。
雪の対処:スノーショベルとスノーブラシ
テントを張る場所の雪をどかしたり、車のまわりを除雪したりするために、スノーショベルは必須です。また、キャンプ中に雪が降ってくると、テントの上に雪が積もっていきます。そのまま放置すると雪の重みでテントがつぶれてしまうおそれがあるため、テントの雪を下ろすスノーブラシも用意しておきましょう。スノーブラシがないと、手の届く範囲しか雪を下ろせないので、大型テントを使う場合は特に必要です。
チェックポイント
スノーショベルで除雪、スノーブラシでテントの雪下ろし。大型テントほどスノーブラシが重要です。
足元:濡れを防ぐ長靴とブーツ
雪の中では、足元が濡れると一気に体温を奪われます。ひざまである長靴を履けば、雪の中でも足先が濡れにくく快適です。僕は冬キャンプ用に防寒ブーツも使っていて、雪中キャンプでも寒くなく、雪の上でも滑ることはありませんでした。深い雪の中を歩いたり、設営場所を踏み固めたりするには、スノーシューも役立ちます。
チェックポイント
足元が濡れると体温を奪われます。ひざまでの長靴や防水・防寒ブーツで、足を濡らさない対策をしましょう。
寝床:テント内は0℃以下になることも
雪中キャンプでは、テントの中も想像以上に冷え込みます。マキノ高原で雪中キャンプをしたときは、テント内が0℃以下まで下がりました。子どもは寝袋にインナーシュラフを足したらすごく暖かくなったと言っていて、僕は0℃くらいのときは、カイロなしでも上下ヒートテックと靴下で十分眠れました。寝袋は行き先の最低気温に合ったものを選び、マットで雪面からの冷えをしっかり遮りましょう。
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チェックポイント
雪中キャンプではテント内が0℃以下になることも。寝袋・マット・インナーシュラフで寝床の寒さ対策をしっかりと。

雪の上でのテント設営のコツ

設営場所の作り方は2パターン
雪の上にテントを張る方法は、大きく分けて2つあります。1つは、スコップ(スノーショベル)で雪かきをして地面を出してから張る方法。もう1つは、スノーシューを履いて雪を踏み固め、固めた雪の上に張る方法です。積雪量やキャンプ場の状況に合わせて選びましょう。どちらの場合も、テントを張る場所をできるだけ平らに整えておくことが、快適に眠るためのポイントです。
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チェックポイント
「雪かきして地面を出す」か「踏み固めて雪の上に張る」かの2パターン。どちらも平らに整えるのがポイントです。
雪用のペグで固定する
雪の上では、普通のペグは効きにくいことがあります。幅の広い雪用のペグ(スノーペグ)を使うと、雪の中でもテントを固定しやすくなります。張り綱もしっかり張って、雪や風に負けない設営を心がけましょう。
チェックポイント
雪の上では幅の広い雪用のペグが役立ちます。張り綱もしっかり張りましょう。
テントの素材と結露
雪中キャンプはテント内外の温度差が大きく、結露が起きやすい環境です。我が家で使っているポリコットン素材のノルディスク ウトガルドは結露しにくく、テント内でストーブを焚くとすぐに乾くので、雪の季節でも頼りになっています。結露の仕組みや対策は、こちらの記事でくわしくまとめています。
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チェックポイント
雪中キャンプは結露が起きやすい環境。換気や素材選びで結露対策もしておきましょう。

雪中キャンプの安全対策

雪の重みでテントがつぶれる危険
降雪中は、テントの上に雪がどんどん積もっていきます。雪は思った以上に重く、放置するとテントのフレームが曲がったり、テントがつぶれたりするおそれがあります。夜間に雪が降る予報のときは、寝る前や夜中にもテントの雪を下ろせるよう、スノーブラシを手の届く場所に置いておきましょう。天気予報をこまめに確認することも大切です。
チェックポイント
降雪時はテントに積もった雪をこまめに下ろしましょう。天気予報のチェックも欠かせません。
一酸化炭素中毒に注意
寒さが厳しい雪中キャンプでは、テント内で暖房を使いたくなりますが、燃料を燃やす暖房器具は一酸化炭素中毒の危険があります。テント内で使えるかどうかは製品ごとにメーカーの案内が異なるため、必ず取扱説明書を確認し、使う場合は換気と一酸化炭素チェッカーの併用を徹底しましょう。雪でベンチレーション(換気口)がふさがっていないかも、こまめに確認することが大切です。
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チェックポイント
燃焼系の暖房は一酸化炭素に注意。換気・一酸化炭素チェッカーを徹底し、雪で換気口がふさがっていないかも確認しましょう。
車のマフラーまわりの除雪
雪中キャンプでは、車の中で暖を取りたくなる場面もあるかもしれません。しかし、雪で車のマフラー(排気口)がふさがった状態でエンジンをかけると、排気ガスが車内に入り込み、一酸化炭素中毒になるおそれがあります。JAFのテストでは、マフラー周辺を除雪していない車では、エンジンをかけてから16分後に車内の一酸化炭素濃度が400ppmに達したと報告されています。車の中で過ごすときは、エンジンをかけたまま眠らないことが基本です。
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チェックポイント
雪でマフラーがふさがった状態でのエンジンは危険。エンジンをかけたまま眠らないようにしましょう。
低体温と足元の濡れに注意
雪の中で過ごしていると、汗や雪で衣類や靴が濡れ、体が冷えやすくなります。濡れた靴下や衣類はこまめに着替え、温かい飲み物をとるなどして体を冷やしすぎないようにしましょう。子どもと一緒のときは、大人以上にこまめに様子を見てあげることが大切です。
チェックポイント
濡れた衣類はこまめに着替え、体を冷やしすぎないように。子どもの様子はこまめに確認しましょう。

まとめ:しっかり準備して、雪中キャンプを楽しもう
雪中キャンプのポイントを振り返ります。
- 雪中キャンプは冬キャンプより難易度が高い。初めてなら降雪量が比較的少ない場所から
- スタッドレスタイヤ、スノーショベル、スノーブラシ、長靴・ブーツは必須
- テント内は0℃以下になることも。寝袋・マット・インナーシュラフで寒さ対策
- 設営は「除雪して地面を出す」か「踏み固める」か。雪用のペグも役立つ
- 雪の重み、一酸化炭素、マフラーの除雪、低体温に注意する
雪中キャンプは、準備も注意点も多いぶん、一面の雪景色の中で過ごす時間は格別です。装備と安全対策をしっかり整えて、冬ならではのキャンプを楽しんでください。
参考にした情報源
よくある質問(FAQ)
Q1. 雪中キャンプは初心者でもできますか?

Q2. 普通のペグは雪の上でも使えますか?

Q3. 夜中に雪が降ってきたらどうすればいいですか?

Q4. 雪中キャンプに行く前に確認しておくことは?
















