段々と暖かくなってきて石油ストーブの必要のない季節になりましたね。
2020年秋に石油ストーブとストーブファンを買って2週間に1度のペースでキャンプに行きワンシーズン使いました。
石油ストーブとストーブファンを物置きに片付ける前に季節外れのレビューをしたいと思います。
実際に石油ストーブとストーブファンをテント内で使ってみると、良いところ、イマイチなところがあります。
でも秋冬キャンプには絶対に石油ストーブとストーブファンは欠かせません。
我が家がどのように石油ストーブとストーブファンを選び購入したのか。
そして石油ストーブとストーブファンの使用感などを書いていきたいと思います。
あなたが石油ストーブとストーブファンを購入する時の参考に少しでもなれば幸いです。
記事内容
- キャンプで使う暖房器具の選び方
- 石油ストーブとストーブファン 基本情報
- 使えば納得!石油ストーブとストーブファン ここが魅力!
- ここだけは気をつけて!石油ストーブとストーブファン 注意点!
- 僕の独断と偏見で決めた、石油ストーブとストーブファン 総合評価
この記事では、石油ストーブとストーブファンの魅力も、ここがイマイチな点も包み隠さず紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでもワクワクしてくれれば嬉しいです。
キャンプで使う暖房器具の選び方
この項目ではキャンプで使える暖房器具の紹介をしていきます。
絶対に知っておくべきこと!
まず大前提として知っておかないといけないことがあります。
それは、
テント内では、火気厳禁です!
テントは非常に燃えやすい素材でできていますし、ベンチレーションを閉じていれば換気ができなく閉鎖空間になります。
何かの間違いで、ちょっとでもテントに火がつけば一気に燃え広がってしまいます。
- ガスランタン
- ガソリンランタン
- 石油ストーブ
- ガスストーブ
- 薪ストーブ
- シングルバーナー等の調理器具
- 練炭
これらは全て火気になります。
テント内で練炭を使うのなんて論外です。
自ら練炭自殺をしているのと同じなので、絶対に使用してはいけません。
もう一度言います!
テント内では、火気厳禁です!
毎年冬季になると必ずどこかのキャンプ場で、暖房器具による火事で悲しい事故が起こっています。
テント内で火気を使用する場合は最悪のケースも考え、あくまでも自己責任で、細心の注意を払いながら使用してください。
選べる暖房器具
キャンプで使える暖房器具は数種類あります。
- 石油ストーブ
- ガスストーブ
- 薪ストーブ
- 電気ストーブ
- ホットカーペット
などがあります。
それぞれに一長一短があるので紹介していきます。
本体価格 | 燃料 | 燃料価格 | 携帯性 | |
石油ストーブ | 約10,000円〜40,000円 | 灯油 | 1L 約50円〜70円 | 本体と灯油携行缶 |
ガスストーブ | 約10,000円〜40,000円 | ガス | 1本 100円〜400円 | 本体とカセットガス缶 |
薪ストーブ | 約10,000円〜40,000円 | 薪 | 1束 500円〜800円 | 本体と薪 |
電気ストーブ | 約5,000円〜30,000円 | 電気 | 1区画 約1,000円 又は、ポータブル電源 | 本体とポータブル電源 又は、本体とコードリール |
ホットカーペット | 約3,000円〜10,000円 | 電気 | 1区画 約1,000円 又は、ポータブル電源 | 本体とポータブル電源 又は、本体とコードリール |
本体価格が安いのは電気系の暖房器具です。
しかし電気系の暖房器具を使おうと思えば勿論電源が入ります。
電源付きのキャンプサイトを選ぶ、又はポータブル電源を購入するしかありません。
ポータブル電源も容量の大きいものを選ぶ必要があるので高額になってきます。
ポータブル電源は充電分を使い切ってしまうと充電しないといけません。
充電するにはコンセントに刺すか、別途ソーラーパネルを購入して本体に繋ぐしかありません。
キャンプでコンセントに刺して充電できるのであれば、そもそもポータブル電源は必要ありません。
別途ソーラーパネルを購入して充電すれば良いんですが、ソーラーパネルもなかなかの高額となっています。
次にガスストーブですが本体価格はピンキリですが、iwataniのカセットガスストーブなら約10,000円から購入可能です。
しかし燃料のガス缶が高いのと、1本の新品のガス缶が空になるのが2時間程度でとても早いとの情報を見ました。
ガスストーブは維持費が高いので我が家ではガスストーブも却下にしました。
やっぱり冬のキャンプで暖をとると言えばやっぱり薪ストーブですよね!?
薪ストーブ本体の価格もお手頃でそこそこコンパクトになる。
そしてキャンプに行けば必ず焚き火もするので絶対に薪もあります。
しかし薪ストーブをテント内で使用するには、テントの中から外に煙突を出す必要があります。
我が家が使っているテントは、ColemanのコクーンⅢなので勿論煙突を外に出す穴は開いていません。
だからと言って200,000円近くするコクーンⅢに穴を開ける気にはまったく起こらなかったので薪ストーブも却下にしました。
最終的に残ったのが石油ストーブになりました。
ここで石油ストーブを調べているうちに対流式と反射式の2種類あることがわかりました。
わかりやすいように簡単に言います。
対流式は、空間全体を温めながらストーブの上方向が暖かくなります。
反射式は、ストーブの燃焼部分の奥に反射板がありストーブの正面方向が暖かくなります。
先程も言いましたが我が家が使っているテントは、ColemanのコクーンⅢなのでテント内は広い部類になります。
テント内の空間を効率よく暖めたいので、対流式のストーブを選ぶことにしました。
おすすめ対流式石油ストーブ
対流式の石油ストーブを購入することに決めたんですが種類がありすぎて悩みました。
購入の候補にあがったのは、
- フジカ・ハイペット
- アルパカストーブ
- トヨトミ レインボー
- トヨトミ KS-67H
- コロナ SL-6619
- アラジン ブルーフレームヒーター
結論から言うと、トヨトミ KS-67H (B) を選びました。
でもブラックは限定品みたいです。
僕は限定品と知らないでブラックを買ってました。
フジカ・ハイペットがオススメという情報もありましたが、注文してから1年以上も待っていられません。
トヨトミ レインボーもいいなとは思いましたが暖かくないという情報も見ました。
トヨトミ KS-67H (B)を選んだ最大の理由は、暖房出力が6.66kWあったからです。
コンクリート造なら24畳、木造なら17畳まで暖める能力があるみたいです。
トヨトミ KS-67H 基本情報
トヨトミ KS-67Hのスペックを紹介していきますね!
カラー | ホワイト・ブラック |
本体寸法 | φ482mm × 583mm |
重量 | 約11.0kg(燃料空時) |
燃料タンク容量 | 約6.3L |
最大燃料消費量 | 1時間 約0.647L |
燃焼継続時間 | 約9時間40分 |
暖房能力 | 6.66kW コンクリート造 24畳 木造 17畳 |
ちなみに木造17畳は約28.0㎡です。
テント内の方が木造住宅より高さが低いから、7m × 4mのテント内なら十分暖めれるよ!
2021年度「GEAR MISSION」情報
期間は2021年5⽉14⽇11時から2021年5⽉31⽇15時まで受注⽣産にて予約を受付してるので気になる人は下のリンクを見てね!
GEAR MISSION 限定色 抽選販売情報
2021年7月6日追記
応募期間は2021年7月7日(水)10時00分~2021年7月11日(日)15時00分までだよ!
購入したい人は下のリンクに行って抽選手続きをしてね!
【トヨトミ】 GEAR MISSION KS-GE67(G)対流形石油ストーブ抽選販売情報
続きを見る
使えば納得!トヨトミ KS-67H ここが魅力!
先程の項目では注意点を言いましたが、ここからはトヨトミ KS-67Hの魅力を紹介していきます。
マジで暖かい!
トヨトミ KS-67H 何と言っても、マジで暖かいです。
暖房能力が6.66kW(コンクリート造 24畳、木造 17畳)もあるので余程大きなテント以外なら確実に暖かいはずです。
2020年12月の ふもとっぱら で夜中に-7℃を経験しました。
この時はテント内に置いてあった飲みさしのジュースが凍るほど寒かったです。
しかしトヨトミ KS-67Hに火を入れた瞬間から気温はグングン上昇していきました。
ストーブは絶対に暖房能力の高いモノを選ぶ方がいいですよ!
トヨトミ KS-67Hが大活躍した極寒だった ふもとっぱら の記事も良かったら読んでみてね!
大阪からキャンパーの聖地【ふもとっぱら】は〇〇時間で行ける!
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灯油が漏れにくい!
あまりオススメはしませんが、僕は必ず自宅でトヨトミ KS-67Hの燃料タンク内を満タンにしてから車に積み込みます。
トヨトミ KS-67Hは一応、2重タンク構造になっていて灯油が漏れにくい構造になっています。
本当は輸送中の灯油の漏れを考えて、燃料は空で運ぶ方がいいと思います。
でもあまりオススメできる方法じゃないから燃料は空で運んでね!
料理にも使える!
トヨトミ KS-67Hは上に熱気が出るのでストーブの上にダッチオーブンを載せて煮炊き物の料理をすることができます。
直接トヨトミ KS-67Hの上にダッチオーブンを置くのが嫌な方はキャプテンスタッグの五徳がフィットしますので買ってみてください。
火力が弱いと感じた場合はトヨトミ KS-67Hの天板を外して五徳を置いてみてください。
天板を外すことによってダッチオーブンを直接暖めるので火力が強くなります。
燃料が安い!
キャンプで使える数ある暖房器具の中で燃料が1番安いのは灯油です。
トヨトミ KS-67Hの燃料は灯油なのでガソリンスタンドに行けば簡単に手に入れることができます。
灯油の価格は地域によって違うとは思いますが、安価なのは間違いありません。
燃料が簡単に手に入って、燃料自体も安価なのでこれだけでもトヨトミ KS-67Hを買う価値は十分にあると思います。
シックなデザイン
我が家はブラックを選びましたが、年に一度!?の数量限定発売GEAR MISSION限定色が発売になります。
キャンプギアにあった特別色に仕上がっているのでキャンプ場で栄えること間違いなしです。
キャンプ場はもちろん、自宅でも使えるカッコいいカラーだね!?
2021年7月6日追記
応募期間は2021年7月7日(水)10時00分~2021年7月11日(日)15時00分までだよ!
購入したい人は下のリンクに行って抽選手続きをしてね!
【トヨトミ】 GEAR MISSION KS-GE67(G)対流形石油ストーブ抽選販売情報
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ここだけは気をつけて!トヨトミ KS-67H 注意点!
トヨトミ KS-67Hには何点かの注意点があります。
この項目では、トヨトミ KS-67Hの注意点を紹介していきます。
トヨトミ KS-67H 単独では暖かくない!?
この言い方だと誤解を招いてしまいますね。
トヨトミ KS-67H を単独で使うと暖かくなるまで時間がかかります。
的確に言うと、トヨトミ KS-67Hより上の空間は暖かいです。
ストーブの種類の所で紹介しましたが、トヨトミ KS-67Hは対流式です。
暖かい空気が上方向に出るので、テント内の上の方から暖かくなってきます。
テント内で立てば暖かいのですが、椅子などに座ると底冷えと相まってとても寒く感じます。
この問題を解決するために、テント内のランタンを吊るす所にサーキュレーターを取り付け、上の暖かい空気を下におろしてみました。
結果は・・・
風量がありすぎて逆効果になりました。
サーキュレーターのレビューも記事にしたのでよかったら読んでね!
夏キャンプにおすすめ【USB充電式扇風機・サーキュレーター】レビュー
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そこで次に試したのが、ストーブファンでした!
足元からすごく暖かくなったよ!
ストーブファンがある方がテント内の暖かくなるスピードも早くなりました。
石油ストーブを使うなら、対流式、反射式関係なく絶対に使う方がいいです。
ストーブファンがあると30畳のリビングでも、あっという間に暖かくなるよ!
専用ケースが別売り
トヨトミ KS-67Hは保管用のケースは付属していません。
ただ保管するだけなら購入した時の段ボールでもいいと思います。
しかしキャンプに持っていくには段ボールではかさばってしまいます。
色々なメーカーから発売されているから一度調べてみてね!
一酸化炭素チェッカーは必ず必要!
テント内で石油ストーブを使う際には、必ず一酸化炭素チェッカーが必要です。
締め切ったテント内で石油ストーブを使うと徐々にですが酸素が不足しだし不完全燃焼を起します。
その時に排出されるのが一酸化炭素になります。
一酸化炭素は体に有毒です。
しかし一酸化炭素は、無色透明・無臭のため人は気づきません。
一酸化炭素中毒を起こした場合は死に至る可能性もあるので必ず一酸化炭素チェッカーは使用しましょう。
空気中の一酸化炭素濃度 | 呼吸時間・一酸化炭素中毒症状 |
0.02% | 2~3時間内に軽い頭痛 |
0.04% | 1~2時間で前頭痛、2.5~3.5時間で後頭痛 |
0.08% | 45分で頭痛、めまい、吐き気、2時間で失神 |
0.16% | 20分で頭痛、めまい、吐き気、2時間で失神 |
0.32% | 5~10分で頭痛、めまい、30分で致死 |
0.64% | 1~2分で頭痛、めまい、10~15分で致死 |
1.28% | 1~3分で死亡 |
携行缶が邪魔
トヨトミ KS-67H の燃料は灯油です。
トヨトミ KS-67H をキャンプで使うとなると当たり前ですが灯油も一緒に持って行かなくてはいけません。
この携行缶もそこそこ大きいのでかさばります。
1泊2日の夜と朝方だけ点火するならトヨトミ KS-67Hの燃料タンクを満タンにしていけば携行缶はいらないと思います。
でもそれ以上になると必ず燃料切れするので携行缶は必要です。
ガソリンも対応しているので気密性も完璧で漏れも一切ないよ!
トヨトミ KS-67Hと一緒に使うと便利なアイテム
ここではトヨトミ KS-67Hと一緒に使うと便利なアイテムを紹介します。
USB充電式吊り下げ天井扇風機 2021年12月21日追記
2021年11月にテントをノルディスク ウトガルドに変えました。
天井が高くなったことでストーブファンではテント内の温度にムラがでてしまいました。
そこでUSB充電式吊り下げ天井扇風機を使い出したんですがこれが驚くほどの高性能・高機能で驚きました。
USB充電式吊り下げ天井扇風機とトヨトミ KS-67Hを併用することでトヨトミ KS-67H本来の性能を引き出してやれることにビックリしました。
このUSB充電式吊り下げ天井扇風機をテント内で使い出してからストーブファンを使うのをやめました。
ワンポールテントを使っている人には特におすすめです。
天井付近に集まっている温かい空気を強制的に下に下ろしてくれテント内の気温ムラをなくしてくれます。
チェックポイント
ストーブファンよりUSB充電式吊り下げ天井扇風機の方がトヨトミ KS-67Hのポテンシャルを引き出し、テント内の気温のムラもなくなりより快適に過ごせる!
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今まで長々と書いてきましたがそろそろまとめていきたいと思います。
テント内で暖房器具を使うのはリスクを伴います。
100%安全ではありません。
しかし秋冬キャンプには暖房器具は必ず必要になります。
数ある暖房器具の中で、
- 確実に暖かい
- すぐに手に入る
- 価格がお手頃
- 燃料が安い
- 料理にも使える
- 灯油が漏れにくい
この条件を満たしているのは、トヨトミ KS-67Hでした!
確実に素早くテント内を暖めるにはストーブファンが必要になります。
しかしそんなデメリットを遥かに凌駕する魅力・暖かさをトヨトミ KS-67Hは持っています。
トヨトミ KS-67Hマジでオススメできます!
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あなたのキャンプライフが輝くことを願っています!
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