今回は火起こしの時に使う【フェザースティックの作り方】を紹介したいと思います!
『フェザースティックを作ったけどなかなかうまくいかない!』
『フェザースティックを作る練習をしているけど上手くならない』と悩んでいる方必見です!
フェザースティックを作る時に絶対に抑えるべき4つのコトがあります!
4つのコトを抑えればフェザースティックを作るのは簡単です!
今回はそのコツを解りやすく紹介していきたいと思います!
あなたがフェザースティックを作る時の参考に少しでもなれば幸いです。
記事内容
- フェザースティックってなに!?
- コツを伝授!フェザースティックの作り方!
- ここだけは気をつけて!フェザースティックの注意点!
この記事では、フェザースティックを作る上で絶対抑えるべき4つのコト、ここがイマイチな点も包み隠さず紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでもワクワクしてくれれば嬉しいです。
フェザースティックとは!?
フェザースティックは、ブッシュクラフトから派生した材料を現地調達して必要なモノの作ることの一部です。
フェザースティックは着火剤の代わりに、火を起こすために現地で自作します。
フェザースティックとは、薪などの木材の表面をナイフで削っていき、鳥が羽根(フェザー)を羽ばたかせているみたいに毛羽立たせた木の火口のことです。
フェザースティックを上手く作れるようになると火起こしが凄く楽になります。
ナイフと薪さえあればどこでも作ることができますので荷物を減らすことも可能です。
また天然のモノを使って自作し、最終的には燃やすのでゴミが出ないのも特徴です。
フェザースティックの他にも火口として便利なのは麻ひもをほどいた火口だよ!
麻ひも火口の簡単な作り方もあるからよかったら読んでね!
【誰にでも簡単】麻紐のほぐし方!麻ひも火口の作り方!
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フェザースティックを作るのに必要なモノ
フェザースティックを作るのに必要な道具はこちらのモノはこちらです!
- 木材
- ナイフ
- 革手袋
- 手斧(なくても可)
必要なモノは4点です。
木材
木材はできる限り細いモノが好ましいです。
ナイフ
ナイフはよく切れるナイフを用意してください!
刃の種類がステンレススチールとカーボンスチールの2種類があるよ。
カーボンスチールより、ステンレススチールの方が錆びにくいので取り扱いやすいからね!
革手袋
革手袋は万が一の怪我の予防になるのである方が無難です。
手斧
手斧は太い薪をフェザースティックを作る太さまで割るためにあれば便利です。
使いやすくてなかなかいいですよ!
あまりにも太い薪はモーラナイフでは割れないのでその時は手斧が必要だよ!
焚き付け用の薪・モーラナイフ・革手袋・手斧の4つがあれば道具は完璧です!
コツを伝授!フェザースティックの作り方
ここからはフェザースティックの作り方を絶対に抑えるべきポイントを交えながら紹介していきます。
良く切れるナイフを用意
ここでポイント!
フェザースティックをうまく作るのに絶対抑えべき4つのコト。
1つ目は、よく切れるナイフを用意する!
切れないナイフでやると100%失敗するでしょう。
ナイフが切れない場合は研ぎなおして切れ味を戻しておいてください!
薪を割る
1番はじめに薪を親指の太さ程度まで割っていきます。
広葉樹の薪は密度が高く薪割りをするのが大変です!
また針葉樹の薪には油分が多く含まれているので火口にするにはもってこいです!
先程も言いましたが、手斧がない場合はモーラナイフでバトニングしてください!
木の方向を調べる
ここでポイント!
フェザースティックをうまく作るのに絶対抑えべき4つのコト。
2つ目は、木の方向を確認する!
木には【ならい目】と【逆目】が存在します!
木には無数の小さな穴があります。
薪割りをやった時にこの小さな穴を不規則に割ってしまっています。
割った薪の表面を優しく手でなぞると、なめらかに滑る方向と、引っかかる方向が存在します。
指がなめらかに滑る方向を【ならい目】と言います。
反対に指が引っかかる方向を【逆目】と言います。
革手袋でチェックしてもたぶんわかると思うよ!
木の表面を削ってフェザーを作っていく
ここでポイント!
フェザースティックをうまく作るのに絶対抑えべき4つのコト。
3つめは、フェザーを作る時は必ず【ならい目方向】で削る!
フェザースティックのうまくできない原因のひとつは【ならい目方向】でやっていないことです!
ならい目方向でフェザーを作るとナイフのすべりがよくなり削りやすくなるよ!
フェザーをできるだけ長く作る
長いフェザーの方が短いフェザーよりも着火性が良くなります。
フェザーの厚みもできる限り薄い方がいいですが少々分厚くても着火はしますので気にしなくてもいいです。
初めの頃は難しいと思いますが、何回もフェザースティックを作っていくうちに長くて薄いフェザーが作れるようになるよ!
フェザーを折る
ここでポイント!
フェザースティックをうまく作るのに絶対抑えべき4つのコト。
4つ目は、フェザーの最終地点をナイフで折る!
最終地点をナイフで折ることでフェザーを誤って切り落としてしまうのを防げます!
フェザースティックがうまくできない原因は、せっかく出来上がったフェザーを切り落としてしまうことだと思います。
フェザーの最終地点を折ることで折った部分がストッパーの役目を果たしてくれます。
万が一、力加減を間違って行き過ぎてしまってのも折ってることによってそこで止まってくれる可能性が上がります。
ひたすらフェザーを作っていく
この時もフェザーを長く作るイメージで削って最終地点をナイフで折ってね!
フェザースティック完成
ここまでやれば完成って決まりは無いから自分の気が済むところまですればいいと思うよ!
1本じゃ火起こしには頼りないかもしれないから2本~3本作る方がいいよ!
下にフェザースティックを作る時に抑えるべきポイントをまとめておくね!
フェザースティックを作る時に抑えるべき4つのコト
- よく切れるナイフを用意する!
- 木の方向を確認する!
- 【ならい目方向】で削る!
- 最終地点をナイフで折る!
たったこれだけのことですが知ってからやると今まで以上にフェザースティックを作りやすくなっているはずです。
フェザースティックを作り始めの頃は力加減が難しいと思います。
難しいときは、フェザースティック先端を地面等につけて固定するとさらにやりやすくなります。
その場合は地面と作ったフェザーが当たってフェザーが折れる可能性があるから注意してね!
フェザースティックを作る時の注意点!
フェザースティックを作る時に、いくつか注意点があります。
注意してほしい点をまとめておきますのでよく読んでおいてください。
必ず薪に火がつく保証はない!
フェザースティックを作れるようになったからと言って確実に火が起こせるとは限りません。
フェザースティックは多少乾燥不足の湿気ている木を使って作っても問題ありません。
表面を削っていき木の中心部分の乾燥している部分を露出させるからです。
しかしいくらフェザースティックが完璧に作れるようになっても薪が湿っていたら火は着きません!
薪は乾燥している物を用意してください。
100%安全ではない!
ナイフや手斧を使ってフェザースティックを作っていきます。
刃物を使っている以上気を付けないとケガをする恐れがあります。
最低限身を守るという意味でも【革手袋】の着用をオススメします!
特に利き手ではない方の手(フェザースティックをもっている方)の手は木のささくれが刺さる危険もあります。
そしてフェザースティックを作っている時は絶対にナイフを持っている手より前に手を出さない様にしてください!
カスもしっかり集めて!
力加減をミスってせっかく作ったフェザーを切り落としてしまうこともあると思います。
木のカスなので自然界に存在するものですがやはりそのままはよくないです。
元々はその場所に無かったモノなんですからキレイに拾いましょう!
うっかり切り落としてしまったカスにも使い道はあります!
拾い集めて焚き火台の中に入れておけばしっかりと火口になってくれます。
切り落としてしまったモノも面倒臭がらずに拾ってキレイに燃やしてしまいましょう!
ケガだけはしないように十分に注意しながらやってね!
コツを伝授【フェザースティック作り方】絶対抑えるべき4つのコト!まとめ
フェザースティックの作り方、いかがでしたか?
長々と書いてきましたが、そろそろまとめていきたいと思います。
フェザースティックを簡単に作れるようになるとキャンプがより楽しくなってきます。
確認のためにもう一度貼っておきます!
フェザースティックを作る時に抑えるべき4つのコト
- よく切れるナイフを用意する!
- 木の方向を確認する!
- 【ならい目方向】で削る!
- 最終地点をナイフで折る!
たったこれだけのことですが、知ってからフェザースティックを作れば雲泥の差がでます!
あとは練習して上手くなっていくしかありません。
不細工なフェザースティックでも、不格好なフェザースティックでも、火が付けばOKなんです!
何も気にせずにどんどん練習して短時間でキレイなフェザースティックが作れるようになってくださいね!
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