先日ソロでキャンプに行ってきたんですが、隣にマナーの悪いグループキャンパーの人たちがいました。
昨今のキャンプブームのお陰でキャンプを楽しむ人が増えました。
しかしそれに比例してマナーの悪い方や、ルールを無視する方も増えたのも実際だと思います。
そして悪気はなく無意識のうちにマナー違反・ルール違反を犯している方もいてるかもしれません。
せっかく楽しみに行っているキャンプなんですから、みんなが気持ちよく過ごせることに越したことはありません。
あなたがキャンプをする上で、最低限のマナーとルールを理解して楽しいキャンプライフを送れる手伝いを少しでも出来れば幸いです。
記事内容
- キャンプマナー・キャンプルール 基本情報
- キャンパーとしての心得
- 知らないとヤバイ!キャンプマナー・キャンプルール
- キャンプマナー・キャンプルール まとめ
この記事では、みんなが気持ちよくキャンプをできるためのマナーやルールを紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでも知識が増えてくれれば嬉しいです。
キャンプマナー・キャンプルール【基本編】
この項目では、キャンプをする上で基本的なマナーやルールを紹介していきます。
キャンプ場の利用規約
キャンプ場を利用したキャンプを楽しむ場合には、各キャンプ場に利用規約があります。
利用規約は各キャンプ場によって違いますので、必ず行く前もしくは行ってからキャンプ場の利用規約を確認してください。
○○○○キャンプ場では良いことでも、△△△△キャンプ場ではダメなこともあります。
規約違反を犯した場合はペナルティー(罰金・出禁)を設けているキャンプ場もありますので注意が必要です。
キャンプ場の利用規約を守るのは最低限のルールだからね!
あくまでもキャンプ場にスペースを貸してもらってることを理解しておこうね!
自然破壊をしない
自然の中でキャンプをして楽しんでいるのに自然を破壊するのなんて言語道断です。
僕が一度見たことのあるのは、キャンプ場内に生えている木の枝を切り落として薪にしている方がいました。
木も草も花も全て生きています。
無意味に折ったり、切り落としたりする行為はダメです。
焚火のやり捨て後があるなぁって、炭とか掃除していたら目についた
— 🪔Smoky (@smoky_live) April 23, 2021
生きてる樹木にペグが打ち込んであるって・・キャンパーだろ?
やめようぜ、こういうの
切なくなる pic.twitter.com/x7sIAXpkAt
来た時よりも綺麗にして帰る
ベテランキャンパーになればなるほど撤収の時の掃除を徹底している印象があります。
来た時よりも美しくして帰る。
全員が実行できれば次に来る人が気持ちよく利用できるので心がけたい習慣です。
キャンプ含めたアウトドア活動で「マナーがいい」というのは「自分がいた痕跡を残さない」だと思う
— リロ氏 (@ly_rone) August 18, 2020
ルール違反・マナー違反の方がいた場合
もしあなたのテントの近所にテントを張った人のマナーが悪くても自分で注意するのは基本的には避ける方がいいです。
キャンプ場利用者同士で注意しあえばトラブルに発展する可能性があります。
マナー違反やルール違反をしている方がいる場合は迷わず【キャンプ場管理者】に報告して、キャンプ場管理者の方から注意してもらいましょう。
その場合は夜間緊急連絡先の番号が管理棟などに貼ってあるので連絡してみてください。
キャンプマナー・キャンプルール【 騒音編 】
キャンプ場は基本的には自然豊かな静かな場所です。
静かな場所なので日常の他愛もない音が騒音になります。
キャンプ場では騒音になりうることを紹介していきます。
スピーカーから流れる音楽
キャンプ場で音楽をスピーカーを使って流すのは悪い事ではありません。
自分のテント内、タープ内だけ聞こえるぐらいの音量なら日中は間違いなく問題になることはないと思います。
しかし日中から爆音を響かせて、音楽フェス並み音量で音楽を流している方をたまに見かけます。
流石に大音量で音楽を流すのは迷惑行為なのでやってはいけません。
すべての人が音楽好きではありません。
自分のいてる範囲内のみで、BGM程度に音楽は楽しみましょう。
そして夜間はいくら遅くても21時には音楽を完全に消しましょう。
深夜早朝の大声での会話
キャンプ場は居酒屋ではありません!
友人たちとキャンプに来て酒盛りをするのは結構ですが、夜中まで騒ぐのは違います。
キャンプ場の夜は静かです。
そしてあなたが思っている以上に話し声が響き渡ります。
静かに話す分には何も問題はありません。
時間と場所を考えて会話を楽しみましょう。
深夜早朝からの薪割り
キャンプに行けば必ず深夜早朝からの薪割りをしている人がいます。
ハッキリ言って思っている以上にうるさいので迷惑です。
焚き火を楽しむために薪割りをするのは理解できます。
しかし暗くなってから薪割りをするのは手元が暗いので怪我をする可能性も出てきます。
夜の分の薪割りも翌朝の分の薪割りも、日中の明るい時間帯に済ましておきましょう。
深夜早朝の車のドアの開け閉め
深夜早朝の車のドアの開け閉めは意外とうるさいので迷惑になります。
日中ならば問題のない音でも深夜早朝にはうるさく感じます。
ましてミニバンなどの自動スライドドアなどは電子音も鳴るので更にうるさく感じるかもしれません。
静かにドアの開け閉めをしてもキャンプ場では響くので注意が必要です。
車のエンジン音
真夏、真冬に多いのが夜中早朝の車のエンジンを掛けての車中泊です。
夏場ならテント内が寝苦しくなり限界になりエンジンを掛けてエアコンを掛けて車中泊に切り替えるパターンがひとつ。
もうひとつは真冬にテント内で寝てて、あまりの寒さに寝れなくなり車中泊に切り替えエンジンを掛けて暖房をつけて車中泊に切り替えるパターンです。
どちらもキャンプギアの選定を身余った自分の責任です。
エンジンを掛けての車中泊を許可しているキャンプ場はほぼないと思います。
キャンプ場のルールを守って楽しいキャンプをしましょう。
次からはプライバシー編を紹介していきます。
キャンプマナー・キャンプルール【 プライバシー編 】
キャンプをしているとたまにですが、とんでもないことをしてくる方がいてます。
自分が無意識のうちにしてしまうこともあるかもしれません。
そうならない為にプライバシーについて紹介していきます。
他人のテント内を覗き込む
他の人がどんなキャンプをしているのか、他の人がどんなキャンプギアを持っているのか気になるのはわかります。
でもわざわざ他の人のテント内を覗き込むのは違うと思います。
キャンプに行って開放的になるのもわかります。
しかし私生活でもプライバシーがあるように、キャンプに行ってもプライバシーは存在します。
他の人のテント内を覗き込むのはやめましょう。
無闇矢鱈の声かけ
自分からすれば親切のつもりでも、他人からすればいらないお節介の場合があります。
線引きが難しい問題だとは思います。
本当に困っている人を助けるのは良いことだと思います。
でも自分の持っている知識を見せびらかすために他人に声をかけるのは間違いです。
ましてや男性キャンパーが女性ソロキャンパーの人に声をかけるのは言語道断です。
ソロキャンプを楽しむ人はそれなりのスキルを持っています。
声をかけるのは状況をしっかり見て、本当に困っている人にのみ声をかけましょう。
他人のキャンプギアに触る
稀にですが他人のキャンプギアを馴れ馴れしく触ってくる人がいてます。
このコロナ禍でソーシャルディスタンスが当たり前の時代に絶対にやってはいけません。
コロナ禍でなくても勝手に人のキャンプギアを触るのはいけません。
どうしても気になるキャンプギアを持っている人がいたら、マスクをして礼儀正しく相手の方が話のできそうなタイミングの時に聴きに行きましょう。
次も項目では焚き火のルール、マナーを紹介していきます。
キャンプマナー・キャンプルール【 焚き火編 】
焚き火を楽しむ上でいくつかの守らないといけないルール、マナーがあります。
これを守らないと他の人とトラブルの原因にもなるので気をつけましょう。
直火での焚き火
行くキャンプ場にもよりますが、ほとんどのキャンプ場では直火での焚き火を禁止しています。
理由はふたつあると思います。
ひとつめは炭・灰の処理の仕方です。
炭は自然に還りません。
数千年前の炭も地層から発見されているぐらいです。
直火OKのキャンプ場でも炭の処理を綺麗にできないならするべきではありません。
そしてふたつ目の理由は、芝生が焦げるからです。
芝生が養生されているキャンプ場は、まず100%直火禁止だと思って間違いないです。
芝生を養生するのにも長い時間がかかります。
焚き火をしていると熾火になった薪が焚き火台から落ちて芝生を傷める可能性もあります。
万が一の時のためにスタッパーシートは必ず使うようにしましょう。
焚き火をする場所
混雑しているフリーサイトでは気をつけないといけないのが焚き火をする場所です。
隣の人のテントの近くで焚き火をやった場合、薪が爆ぜて飛んでいき他の人のテントに穴を開ける可能性もあります。
中には高額(40万円前後)なテントを使用している人もいてます。
他の人のテントに穴を開けて弁償できるのなら良いと思います。
中には元から穴が空いていたのに言いがかりを掛けてくる人もいてるかもしれません。
トラブルにならないためにも焚き火をする場所は考えましょう。
それでも爆ぜる時は爆ぜるから、他の人のテントから最低でも10mは離れて焚き火をしようね!
強風時の焚き火
強風の時に焚き火をするのは大変危険です。
風があまりにも強いと、焚き火にフレッシュな酸素をガンガン供給している状態になります。
そうすると思っている以上に火の勢いが強くなる可能性があります。
コントロールのできない火ほど怖いものはありません。
強風が吹けば吹くほどに、火柱が上がり火の粉が思わぬ方向に飛んでいきます。
火の粉の飛んだ先に燃えやすいものがあった場合は火事になる可能性があります。
山火事になる可能性もあることだけは理解しておいてください。
もし言われた場合は速やかに指示に従いましょうね!
火から目を離す
ソロキャンパーの方に多いのが、火から目を離すことです。
僕が見た中で1番驚いたのは、焚き火台の中に火の着いている薪が残っている状態で温泉に行く人を見たことがあります。
相手は自然です。
目を離している間に、風が強くなって火の粉を撒き散らかす可能性もあります。
火から目を離す場合は、完全に鎮火させてから次の行動をしましょう。
キャンプマナー・キャンプルール【 ゴミ捨て編 】
キャンプ場には、行ったキャンプ場ごとのゴミ捨てのルール・マナーがあります。
キャンプ場によっては、ゴミは完全に持ち帰らないといけないキャンプ場もあります。
行ったキャンプ場のルールに従って行動しましょう。
ゴミ捨てルールの無視
先程も言いましたが、キャンプ場には行ったキャンプ場ごとのゴミ捨てのルール・マナーがあります。
ゴミの分別方法も様々です。
大体のキャンプ場には、キャンプ場指定のゴミ袋があります。
キャンプ場指定のゴミ袋を購入して分別して捨てましょう。
缶・ビンが一緒に捨てれるキャンプ場もあれば別々に捨てないといけないキャンプ場もあります。
中にはCB缶やOD缶も捨てさせてもらえるキャンプ場も存在します。
行ったキャンプ場のゴミ捨てのルールに従ってきっちり分別して捨てるようにしましょう。
調理油の処理
キャンプ場で揚げ物の料理して廃油を下水に直接流している人を見たことがあります。
同じことを自宅でもやるのかと思いました。
キャンプ場できちんと廃油の処理をできないのなら揚げ物はするべきではありません!
廃油の処理の方法はいくつかあります。
- 空のペットボトルに入れて家に持ち帰る
- 油処理剤を使って固めて捨てる
- キッチンペーパー、古紙などに吸わせて可燃ゴミとして捨てる
中には油に溶剤を混ぜて下水に捨てる方法もありますが、これは絶対にオススメしません。
溶剤を混ぜた瞬間は油と混ざりますが、最終的にはもう一度溶剤と油に分離してしまい環境破壊に繋がります。
環境破壊に繋がることは絶対にやめましょう。
油の処理方法は下のリンクのブログに書いてるから読んでみてね!
キャンプで揚げ物あとの油処理方法4選【知らなきゃマズイ知識】
続きを見る
炭の処理
炭、灰の正しい処理の仕方知っていますか?
炭捨て場のあるキャンプ場の場合は、指定の炭捨て場に捨てれば良いと思っている人が大半だと思います。
半分は正解ですが、半分は不正解です。
指定の炭捨て場に捨てるのはもちろん正解です。
問題は捨てる時の炭の状態です。
炭や薪に火の着いている状態で捨てている人をよく見かけることがあります。
炭・灰を捨てる場合は、必ず火が消えているのを確認してから捨てるようにしましょう。
蓋のない炭捨て場の場合は火の着いてる炭・灰を捨てることで火の粉が飛ぶ恐れがあります。
まして炭捨て場の中に鎮火していた炭・薪にもう一度火を着けている行為になります。
火事の原因になるので絶対にやめましょう。
炊事場に残飯を捨てる
キャンプでご飯を作り残飯が出た場合は可燃ゴミで捨てるようにしましょう。
炊事場で下水にそのまま流して排水の詰まっている状態をよく見かけます。
稀にですが三角コーナを設置してくれているキャンプ場もあります。
その時は三角コーナの中に残飯を確実に捨てるようにしましょう。
また炊事場に生ゴミ専用のゴミ箱を設置してくれているキャンプ所もあるので都度確認し適切に処理しましょう。
キャンプマナー・キャンプルール【 安全編 】
キャンプ場には気をつけておかないと怪我をする可能性があるとことが存在します。
日常生活では普通のことでも、キャンプ場では普通のことではないことが存在します。
少しですが抜粋して紹介していきます。
子供から目を離す
キャンプに行って開放感からか子供を野放しにして目を離している親御さんが沢山いてます。
キャンプ場には危険がいっぱいあります。
川もあれば谷もあり、高温の炭まであります。
子供から目を離したすきに怪我をすれば楽しいキャンプが楽しくなくなります。
子供に怪我をさせないのは親の役目・責任です。
子供から目を離さないようにしましょう。
日が暮れてからの車の移動
キャンプ場には街中ほど街灯がありません。
夜になると真っ暗になります。
【ふもとっぱら】などの広大なキャンプ場では日が暮れてからの車の移動は禁止されています。
近くに温泉があるキャンプ場では、暗くなってから車に乗って温泉に行く人たちを見ますが基本的にはしない方がいいと思います。
先程も言いましたが、親が目を離した隙に急に子供が飛び出してくる可能性もあります。
暗闇の中を運転するのでペグを踏んで車のタイヤがパンクする恐れもあります。
仕方なしに日が暮れてから車の移動をする場合は、絶対に徐行だけは守ってください。
他人を巻き込む可能性があることだけは理解しておいてください。
大阪からキャンパーの聖地【ふもとっぱら】は〇〇時間で行ける!
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危険行為
ここでいう危険行為はアクティビティー(遊び)のことを言います。
キャンプ場でバトミントン、フリスビーをしていて遊んでいる人は沢山いてます。
バトミントン、フリスビーをしても怪我をする可能性は低いと思います。
しかし中にはスラックラインなどをして遊んでいる方の見かけることがあります。
キャンプ場がOKにしているのなら、ルール的にはOKだと思います。
でも怪我をする可能性があることがけは理解しておかないといけません。
キャンプ場は基本的には都心部から離れています。
怪我をした場合でも病院まで1時間弱かかる距離の場合も多いと思います。
万が一の怪我を考えて病院の位置は確認しておきましょう。
刃物の取り扱い
キャンプに行く時にはもちろん刃物は持って行くと思います。
- 料理用の包丁
- 薪割り用の鉈(なた)・手斧
- バトニング・フェザースティックをするためのナイフ
これら全て基本的にはキャンプに行かない時に持っていれば【銃刀法違反】になります。
正当な理由のない、キャンプに行かない時の車に積載しているだけでも【銃刀法違反】になります。
それを人の目につく所に無造作に置いたり、放置してはいけません。
無いとは思いますが盗難されて凶器に使われる可能性もゼロではありません。
刃物の取り扱いには十分に注意してください。
共有施設内ではマスク着用
コロナ禍になってからはどこに行くのにもマスクが必要になってしまいました。
受付・売店・トイレ・シャワールーム、全て共有施設です。
人と関わるところでは必ずマスクを着用するようにしましょう。
キャンプに行けば基本的には人と関わることは少ないと思います。
人の多いキャンプ場に行くときでもソーシャルディスタンスを守り、共有施設に行く場合は必ずマスクを着用しましょう。
【キャンプマナー】これってルール違反!? 〇〇はやってはダメ!? まとめ
長々と書いてきましたがそろそろまとめていきたいと思います。
キャンプをする上で1番大切なのは、自然の中で遊ばせてもらっているということです。
自然破壊をするのは当たり前ですが論外です。
来た時よりキレイにして帰るのも当たり前です。
その上で他の人に迷惑をかけないようにしないといけません。
みんなが楽しくキャンプをできるように、最低限のルールとマナーを守って素敵なキャンピングライフを送りましょう。
キャンプで揚げ物あとの油処理方法4選【知らなきゃマズイ知識】
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あなたのキャンピングライフが輝くことを願っています。