最近のアウトドアブームで登山をする人が増えてきていますよね!?
頑張って登山道を登っていき、山頂に立った瞬間の達成感と景色は最高です。
しかし山頂に到達するまでには、からだの中のエネルギーはかなり消費されてしまいます。
からだの中のエネルギーが無くなってしまうと行動不能になって遭難してしまう恐れもあります。
そうならないために登山では行動食はすごく重要になってきます。
行動食を適度に摂りながら山行をすると、疲労感が少なくなり楽に山頂まで行くことも可能です。
逆に行動食を摂らずに山行をし続けるとスタミナ切れを起こしてつらい登山になってしまいます。
また行動食とひと言で言っても、色々なモノが発売されていて何を選べばいいのか迷うこともあると思います。
間違ったモノを選んでしまうとエネルギー補給ができないことも起こります。
行動食が山行を左右すると言っても過言ではありません。
あなたも美味しい行動食を食べエネルギー補給をしながら山行をして、今まで以上に楽しく、そして楽に山頂まで登頂してみませんか!?
しかしこれだけでは行動食の受容性が全然伝わらないと思います!
なぜ行動食が重要なのか。
そして行動食に向いているモノや、行動食には不向きなモノなどを具体的に書いていきたいと思います。
あなたが行動食を選ぶ時の参考に少しでもなれば幸いです。
記事内容
- 行動食ってなに!?
- おすすめ行動食10選
- 行動食には向いていないもの 5選
- あると便利なもの
- 【登山やハイキングの行動食】おすすめ10選&不向き5選 まとめ
この記事では、行動食に向いているモノや、美味しいけど行動食には不向きなモノを包み隠さず紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでもワクワクしてくれれば嬉しいです。
行動食ってなに!?
行動食とは、登山やハイキング中に食べる食事のことを指します。
山ではカップラーメンを食べることが多いと思いますが、カップラーメンは行動食ではありません。
普通の食事と行動食の決定的に違うところは、
- 山行中に消費したエネルギーを補うために、食べるための準備に時間がかからず、歩きながらでもサクッと食べれて、すぐにエネルギーに変わる高カロリー食品
これが行動食です。
山行中からだの中では必ず少しずつエネルギーが消費されていきます。
行動食を摂らずに山行を続けるとどうなるのか!?
行動食を摂らずに山行を続けると体内では血糖値が下がり、時間の経過と共にからだの力が入らなくなります。
これは体内のエネルギーが不足されることによっておこります。
エネルギー不足の症状は、倦怠感や脱力感、疲労感が出てきます。
また頭痛や足の攣り、立ちくらみなどの症状も現れます。
これを【シャリバテ(ハンガーノック)】といいます。
短い時間の山行なら行動食を摂らなくても問題はないと思います。
また山行中に休憩を挟みながらお弁当やカップラーメンを食べながらの山行をするのなら問題ありません。
しかし毎回休憩をして食事の準備をして食事をしていると山行時間が長くなりすぎます。
【シャリバテ(ハンガーノック)】を起こさないためには、こまめにエネルギー補給をする必要があります。
行動食に必須となってくる項目が、
- 保存性がよく携帯性に優れている
- 歩きながら もしくは、 立ちながら摂れる
- 少量でも高カロリー
- 喉を通りやすい
- 自分のこのみに合っている
これだけのことがクリアできているものならなんでも行動食になります。
またいろいろな味のモノを組み合わせると口が飽きません。
甘いモノばかり持っていくと塩味が欲しくなり、塩味のモノばかり持っていくと甘味が欲しくなってしまいます。
いろいろな味が楽しめるように甘味や塩味をバランスよく組み合わせるようにしましょう。
最悪の場合はエネルギー不足になって行動不能になって遭難することもあるからね!
特に冬山や雪山をする人はこまめなエネルギー補給で体温の低下も防止することができるよ。
次の項目から行動食に最適なものを紹介していくね!
おすすめ 行動食 10選
この項目では僕がおすすめする行動食を紹介していきます。
柿の種
柿の種は軽くて山に持っていくのに困りません。
販売しているところも多く、コンビニやスーパーで簡単に安く買うことができます。
そして少量でも高カロリーなのでエネルギー補給に向いています。
また山登りは汗をかき、からだの中の塩分が不足します。
柿の種は塩分も同時に摂ることができるので山行の行動食にピッタリです。
僕のイチオシ行動食は柿の種だよ!
チェックポイント
柿の種は軽くて高カロリーでエネルギー補給と塩分補給が同時にできるので行動食にピッタリ!
0秒チキンラーメン
チキンラーメンはそのまま食べるには塩辛くて向いていません。
しかし0秒チキンラーメンは、そのままかじって食べる前提に味付けがされているので歩きながらバリバリ食べることができます。
あっさり薄味仕上げで、たんぱく質や脂質、炭水化物、そして塩分も含まれているので山行のエネルギー補給にピッタリです。
チェックポイント
0秒チキンラーメンはバランスよくエネルギー補給できるので行動食にピッタリ!
スポーツようかん
山行をしているとどうしても甘いものが欲しくなってきます。
そこでオススメなのが、スポーツようかんです。
スポーツようかんは、普通のようかんより甘さは控えめで食べやすい甘さになっています。
また片手でようかんを押し出すだけで食べれるので山行の行動食にピッタリです。
サイズは2つありますが、小さいサイズでも1本 51 kcal と高カロリーです。
糖質とエネルギー補給を同時にスピーディーに摂れるので行動食におすすめです。
チェックポイント
スポーツようかんは、歩きながら片手で押し出すだけですぐに糖質とエネルギー補給ができるので行動食にピッタリ!
スポーツようかんカカオ
スポーツようかんカカオは、あんこが苦手な人でも大丈夫な商品です。
チョコレートは暑い時期の山行では溶けてドロドロになる恐れがありますが、スポーツようかんカカオは溶ける心配はありません。
安心して山行に持っていけます。
味は薄皮チョコパンの中身に入っているような感じで甘ったるさはなく食べやすい感じです。
食べ方もスポーツようかんより同様、片手で歩きながら食べれることができます。
またスポーツようかんよりもカロリーが高いのでこちらの方が行動食には向いている傾向があります。
チェックポイント
スポーツようかんカカオはあんこが苦手な人でも食べれて、さらにスポーツようかんよりも高カロリーなので山行の行動食にピッタリ!
ゼリー
ゼリーもいろいろな種類が発売されていますが僕がおすすめするのはウイダーインゼリー系の片手で歩きながら飲めるタイプのゼリーです。
いつでもどこでもすぐに飲めてエネルギーに変わりやすいのですごく重宝します。
またコンビニやスーパーでも簡単に手に入れれるので入手にも困りません。
ウイダーインゼリーは高いと感じる方には、Amazonブランドのゼリーも発売されています。
価格はウイダーインゼリーよりも安く、味も大差ありません。
Amazonブランドの方は若干舌触りが固い印象がありますが、気にならないと思います。
チェックポイント
ゼリーは山行中でも飲みやすく、水分補給感覚でエネルギー補給ができるので行動食にピッタリ!
飴
長時間の山行になってくるとどうしても糖分が欲しくなってきます。
そこで役立つのが、飴です。
一度舐めると数分は口の中に残り糖分を補給し続け、一気に血糖値が上昇しないのでおすすめです。
飴の中でも特におすすめなのが【みぞれ玉】です。
懐かしい味がし、みぞれ玉一粒が大きいので長時間口の中に残ってくれます。
またみぞれ玉表面にはザラメがついているので一粒でもそこそこのカロリーを摂ることができます。
チェックポイント
みぞれ玉は口の中に入れると昔懐かしい味がして、一粒が大きく、長時間口の中に残ってくれるので山行中のエネルギー補給にピッタリ!
コーラ
コーラは、100 ml あたりのカロリーが 45 kcal もあります。
また炭水化物も含まれているのでエネルギー補給にはピッタリなものなんです。
さらにコーラを飲むと、エネルギー補給と同時に水分補給までできるので一石二鳥なんです。
しかしコーラは賛否が分かれると思います。
まず大前提として、コーラの炭酸が抜けてぬるくなっても飲める人には確実にオススメできる行動食です。
またコーラを参考に持っていくとザックの重量も重くなってしまいます。
でも山頂で飲むコーラは格段に美味しいのでマジでおすすめです。
厳冬期は凍る可能性があるから注意してね!
チェックポイント
コーラは高カロリー飲料で、エネルギー補給と水分補給が同時にできる一石二鳥な行動食だが、飲み終えるまでザックが重くなるのがネック!
山よりだんご
山よりだんごは、ZEN NUTRITION(ゼンニュートリション)というメーカーから販売されている行動食です。
薄い塩味のだんごで、もちもち食感のクセになる味がしています。
山よりだんごを例えるなら、駄菓子屋に売っているフルーツ餅の甘くないバージョンみたいな感じです。
重量も 100 g を切っているので参考に持っていくのにピッタリです。
チェックポイント
山よりだんごは薄塩味のフルーツ餅みたいな感じで食べやすく、重量も軽いので行動食にピッタリ!
ラムネ
森永製菓のラムネは、原材料の 90 % がブドウ糖という優秀なエネルギー源でできています。
ブドウ糖は、ごはんやパンなどに含まれている炭水化物が分解されてからだの中で作られます。
でもラムネはダイレクトにブドウ糖をチャージでき、すぐにからだのエネルギーになります。
シャリバテからくる脱力感から解放されるのはピカイチで早いです。
しかしラムネにも欠点があります。
ブドウ糖は吸収されるスピードは速い反面、持続時間が短いという欠点を持っています。
ラムネは一気に大量を食べるのではなく、少量ずつこまめに摂るようにして長時間エネルギーを維持できるようにしてください。
チェックポイント
ラムネはブドウ糖の塊で素早くエネルギー補給ができシャリバテから短時間で開放してくれるので行動食にピッタリ!
練乳
子どもも大人も大好きな練乳は登山の行動食にむいています。
練乳には、たんぱく質・脂質・炭水化物が含まれているのでエネルギー補給にはピッタリです。
おおさじ1杯 15 g で約 50 kcal が摂取でき、手を汚すことなくすぐにチューチューと吸い出して飲めるところもメリットです。
しかし甘さが苦手な人には向いていなくて、重量も重いのがネックです。
チェックポイント
練乳は重量が重く甘さが苦手な人には不向きだが、甘くて美味しくて素早くエネルギー補給ができるので行動食にピッタリ!
次の項目では行動食には不向きなものを紹介していきます。
行動食には向いていないもの 5選
この項目では、美味しいけど行動食には向いていないものを紹介していきます。
えいようかん
井村屋から発売されている えいようかん。
えいようかん1本のカロリーは、171 kcal と高カロリーで行動食としてピッタリです。
しかし1本の重量が 60 g を越えているので重たくて参考に持っていくのを躊躇してしまいます。
さらに1番登山の行動食に向いていないと思う点は、歩きながらパッケージを開けることができなく、立ち止まって食べないといけません。
えいようかんの味とカロリーは文句なしで行動食にピッタリです。
しかし行動しながら食べることができないという点で行動食には向いていません。
食事として、えいようかんを参考に持っていくのは賛成ですが、行動食としてはおすすめしません。
チェックポイント
えいようかんは食事として参考に持っていくならOK!またえいようかんの保存期間は最長5年と長いので、自宅の保存食として保管しておくのがベスト!
カロリーメイト
誰もが知っているエネルギー補給の決定版 カロリーメイト。
いろいろな味も出ていて、エネルギー補給にはピッタリです。
しかし山行の行動食としてはどうでしょうか!?
ポケットから素早く取り出し、歩きながら食べることはできますが、口の中の水分を根こそぎ持っていかれ飲み込めません!
カロリーメイトもえいようかん同様、食事としてはいいですが、行動食としては向いていません。
行動食としてカロリーメイトを持って山行に行くのはやめておきましょう。
チェックポイント
カロリーメイトは登山の食事としてならOK!しかし行動食として歩きながら食べると喉を詰まらす可能性があるので注意!
カントリーマアム
カントリーマアムはしっとり食感んの美味しいすごくおやつです。
しかし行動食に向いているかといわれると正直「???」となります。
ポケットから取り出して素早く食べることができますが、飲み込んだ後も口の中に残ってしまいます。
そしてゴミも出てしまうので行動食としては不向きかもしれません。
カントリーマアムを山行に持っていくなら、食事後のおやつに持っていくのがベストかもしれません。
風でゴミが飛ばされないように注意してね!
チェックポイント
カントリーマアムは行動しながら食べると口の中に残っちゃうから、食後のおやつとして持っていくのがベスト!
井村屋 わらびもち
井村屋のわらびもちは、スポーツようかんカカオやスポーツようかんと同じく歩きながら片手で手軽に食べることができます。
なので行動食にピッタリだと思い山行に持っていきました。
結果から言うと、正直微妙な感じです。
味はほんのり甘い黒糖味のわらび餅です。
なので味は美味しいです。
しかし問題は、常温だということです。
冷やしてつめたいわらび餅は美味しいですが、山行に持っていき常温のわらび餅は美味しくありませんでした。
井村屋のわらびもちは家の冷蔵庫で冷やして、きな粉をつけて食べるのがマジでおすすめです。
チェックポイント
常温のわらび餅が食べれる人には井村屋のわらびもちは行動食としてピッタリだが、井村屋のわらびもちは冷蔵庫で冷やしてきな粉をかけて食べるのがマジで美味しい!
乳ボーロ
誰もが食べたことのある、乳ボーロ。
口の中で溶けて飲み込みやすく、味も美味しくてコンビニやスーパーでも簡単に買うことができます。
歩きながらも食べることができ行動食としては向いているように感じました。
しかし結果は、カントリーマアムと同じで口に中に残り、ずっと口の中が甘くつらくなってきます。
乳ボーロは普段の生活で食べるには美味しいですが、山行の行動食には向いていませんでした。
チェックポイント
乳ボーロを行動食として食べるとしばらくの間口の中が甘くなりつらくなるので、甘いものが苦手な人には行動食としては不向き!
つぎの項目では行動食をまとめるのにあると便利なものを紹介していきます。
行動食をまとめるためにあると便利なもの
ナルゲンボトル 500 ml
ナルゲンボトルは、純度の高いプラスチックでできていて気密性が高く行動食を小分けにして持っていくのにピッタリの容器です。
モンベルからも類似品が販売されています。
モンベルのボトルはナルゲンボトルに比べると若干気密性が劣ります。
柿の種や0秒チキンラーメンはパッケージでそのまま持っていくより、ナルゲンボトルに入れて持っていく方がゴミを減らすことができます。
ナルゲンボトルに小分けにして山行に持っていき食べきれなかっても、ナルゲンボトルは気密性が高いのでそう簡単に湿気でへにゃへにゃになることはありません。
行動食を小分けにして持っていくのならナルゲンボトルはマジでおすすめです。
その他にも濡れたくない車のカギなんかを入れるのにもナルゲンボトルは便利だよ!
チェックポイント
ナルゲンボトルは気密性が高く水や湿気に強いので行動食を小分けにして持っていけばゴミも減らせるので山行の行動食を入れる容器にピッタリ!
ジップロック
ナルゲンボトルに入れることができない飴などは、小さめのジップロックに入れて山行に持っていくのがベストです。
飴をすべて食べない場合はパッケージのままの飴を山行に持っていくとどうしてもかさばってしまいます。
またゴミも出てしまうので大変です。
しかしジップロックにその日に食べる分だけの量を小分けにして持っていくとかさばらず、飴のゴミもジップロックに入れることもできます。
家までジップロックを持って帰り、自宅でゴミ箱に捨てればゴミの片付けも楽ちんです。
チェックポイント
ジップロックに小分けにして持っていくと行動食を取り出しやすくかさばらなくなり、またジップロックはゴミ袋としても利用することができる!
ミレー ヴォヤージュパッデッドポーチ
あなたはどんなザックを使っていますか!?
行動食をザックのどこに入れて山行に持っていきますか!?
行動食はザックを肩から下すことなく素早く食べるためのモノです。
ザックのメインの気室に入れてしまうと歩きながら取り出すことができません。
そこで便利なのがミレーから発売されている【ヴォヤージュパッデッドポーチ】です。
ヴォヤージュパッデッドポーチはザックのショルダーベルト部分などに取り付けて、簡単にポケットを増やすことができます。
今お手持ちのザックに行動食を入れるポケットが無くても、ヴォヤージュパッデッドポーチを取り付けると行動食を入れるスペースが生まれます。
先程紹介したジップロックに入れた行動食もこの通りすっぽりと収まります。
またヴォヤージュパッデッドポーチのポケットはふたつあり、もうひとつのポケットにはスポーツようかんやスポーツようかんカカオをそのまま入れることができます。
またヴォヤージュパッデッドポーチのポケットは大きいのでiPhone 13 Pro を入れてもスッキリと収まります。
ザックのポケットで困っている人のにはヴォヤージュパッデッドポーチは最適です。
チェックポイント
ミレーヴォヤージュパッデッドポーチを使うと、手持ちのザックにポケットの追加が簡単にでき、行動食のパッキングが楽になるり行動食の取り出しやすさも快適になる!
つぎの項目では、登山やハイキングの行動食 おすすめ10選&不向き5選をまとめていきます。
【登山やハイキングの行動食】おすすめ10選&不向き5選 まとめ
今まで長々と書いてきましたがそろそろまとめていきたいと思います。
行動食のおすすめ 10 選と行動食には不向きな 5 選を紹介してきましたがどうでしたか!?
紹介したのはあくまでも私の主観なので誰にでも合う万能なモノではありません。
あなたにピッタリ合う行動食はかならずあります。
時間はかかるかもしれませんがいろいろなモノを試してあなただけのオリジナルの行動食の組み合わせを作ってください。
- ナルゲンボトル:柿の種と0秒チキンラーメン
- ジップロック:飴ちゃん
- ヴォヤージュパッデッドポーチ:スポーツようかん&スポーツようかんカカオ
- 雨蓋:ゼリー
- ザックサイドポケット:コーラ
あとはその日の気分でポケットにラムネや山よりだんごを入れていってます。
あなたにもピッタリとはまる行動食があるのでいろいろ試してみてください。
そして素敵な山行を楽しんでください。
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