
今回は兵庫県神戸市にある最高標高 312 m の須磨アルプスに行ってきました。
須磨アルプスは、大阪からでも高速道路を利用すればアクセス抜群でとても行きやすい場所にあります。
須磨アルプスは最高標高 312 m と低山ですが低山とは思えないほどの魅力がぎっしりと詰まっています。
一部危険なところもありますが、人気の山なので登山道は綺麗に整備されていてとても歩きやすいです。
もちろん子どもと一緒に登るのにも安心です。
山と海の絶景を一度で両方楽しむことができるので、写真が趣味の方にもピッタリな山です。
須磨アルプスに行ってみると人気の理由がすごく納得できました。
あなたも六甲全山縦走路の一部になっている須磨アルプスに行って、大パノラマの海の絶景と山の絶景を体験してみませんか!?
しかしこれだけでは須磨アルプスの魅力は全然伝わらないと思います。
なので須磨アルプスの魅力をたっぷりと紹介していきたいと思います。




こんな疑問を解決します。
記事内容
- 須磨アルプス 基本情報
- 行けば納得!須磨アルプス ここが魅力!
- ここだけは気をつけて!須磨アルプス 注意点!
- 須磨アルプス 周辺おすすめ施設
- 僕の独断と偏見で決めた 須磨アルプス 総合評価
この記事では、須磨アルプスの魅力も、ここがイマイチな点も包み隠さず紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでもワクワクしてくれれば嬉しいです。
須磨アルプス 基本情報


須磨アルプス 交通アクセス
須磨アルプスは須磨浦公園を起点とするコースと、ひと駅隣の塩屋駅を起点とするコースのふたつがあります。
今回は須磨浦公園をスタートするコースを紹介していきます。

- 日本、〒654-0076 兵庫県神戸市須磨区一ノ谷町5丁目3
須磨浦公園は大阪からだと阪神高速3号神戸線を通り若宮 IC を目指します。
若宮 IC からは国道2号線を須磨方面に向かいます。
若宮 IC を下りてからの一般道は特に走りにくい所はないので運転が苦手な方でも安心です。

須磨浦公園は、カーナビで検索すると出てくると思うけど、一応地図も貼っておくね!
須磨アルプス 標準コースタイム
須磨アルプスの標準コースタイムを紹介します。
須 磨 浦 公 園 駅 | 62分 ⇨⇨⇨ | 旗 振 山 | 18分 ⇨⇨⇨ | 鉄 拐 山 | 17分 ⇨⇨⇨ | 高 倉 山 | 52分 ⇨⇨⇨ | 栂 尾 山 | 24分 ⇨⇨⇨ | 横 尾 山 | 11分 ⇨⇨⇨ | 馬 ノ 背 | 17分 ⇨⇨⇨ | 東 山 | 59分 ⇨⇨⇨ | 板 宿 駅 |
- トータル標準コースタイムは、4時間20分
標準コースタイムは、ヤマレコから計算しました。
あくまでも標準コースタイムなので体力によって時間は変わってしまいます。
また休憩を取ると時間が前後するのであくまでも参考程度にしてください。

山と高原地図では3時間20分だよ!
須磨アルプス 周辺駐車場
須磨アルプスの起点である須磨浦公園の最寄りの駐車場は、須磨浦公園駐車場になります。

- 日本、〒654-0076 兵庫県神戸市須磨区一ノ谷町5丁目3−2
須磨浦公園駐車場は停めれる台数は多いのですが利用料金が高いのが少しネックです。

- 平日(3/20~4/15を除く) 最初の1時間300円、以後1時間につき200円(1日上限1,200円)
- 土日祝日及び3/20~4/15 最初の1時間400円、以後1時間につき200円
休日は1日最大の上限金額が無いので注意してください。
少し歩くことになりますが近くのタイムズの方が安いのでオススメです。

- 日本、〒654-0055 兵庫県神戸市須磨区須磨浦通6丁目4
登山届
兵庫県内の山に入山する場合は、登山届を出す必要があります。
しかし須磨アルプスの登山道入り口には登山届を出すポストは確認できませんでした。
もしかしたら気付いていないだけかもしれませんがオンラインで登山届を提出する方が確実です。
オンラインで提出できるCompass(コンパス)を使って登山計画を提出しましょう。


次の項目では須磨アルプスの魅力を紹介していくね!
行けば納得!須磨アルプス ここが魅力!
ここからは、須磨アルプスの魅力を紹介していきたいと思います!
六甲全山縦走路

六甲全山縦走路は、西に起点は塩屋から始まり、東の起点は宝塚まで、六甲山系の尾根伝いを縦走するコースです。
六甲全山縦走路のコース全体の総距離は公称 56 kmですが、実際は約 43 km 程です。
最も高い山は六甲山で、山頂の標高は 931.3 mです。
須磨アルプスはこの六甲全山縦走路のスタート部分の約 5 km 程の部分になります。
六甲全山縦走路は年に1回、大会が行われているコースなので登山道はよく整備されていて歩きにくい場所はありません。
須磨アルプスだけなら過酷な場所も少ないので安心して山行することができます。

チェックポイント
須磨アルプスは六甲全山縦走路のコースの一部なので綺麗に整備されていてとても歩きやすい!
海抜 0 m からスタート!?

須磨アルプスのスタート地点は須磨浦公園なので目の前には海が広がっています。
海抜 0 m は言い過ぎですが、限りなく海の近くからスタートすることができます。
海も山もある神戸だからこそ可能なことです。

チェックポイント
須磨アルプスは海抜の低い所から登り始めるので低い標高の山でも達成感が実感できる!
海の絶景

須磨アルプスは海の近くから登り始めるので少し登るだけでも海の絶景を望むことができます。
西側には明石海峡大橋があり淡路島が見え、東側には六甲アイランドがあります。
また天気のいい日には、大阪梅田の高層ビル群や、大阪ドームまで見渡すことができます。


チェックポイント
須磨アルプスは少し上がるだけで海の絶景を見渡すことができる!
山の絶景

須磨アルプスの縦走路の一部分には【名勝 馬の背】があります。
横尾山のピークを過ぎると登山道が徐々に花崗岩に変化していきます。
そして突然目の前に馬の背の絶景があらわれます。
馬の背は花崗岩の尾根があり、標高が 300 m に満たない低山なのに、最高の絶景を見ることができます。

チェックポイント
須磨アルプス【名勝 馬の背】は迫力満点の尾根で花崗岩の絶景を望むことができる!
加藤文太郎
加藤文太郎は兵庫県美方郡浜坂町(現 新温泉町)出身の大正末期から昭和初期に大活躍した登山家です。
浜坂尋常高等小学校高等科卒業後に神戸の三菱内燃機神戸製作に就職を機に神戸に移住。
神戸に越してきてから登山に出会い、六甲全山縦走路を皮切りに、厳冬期の北アルプス縦走などで超人離れした記録を数々樹立します。
加藤文太郎は六甲全山縦走路全行程と下山後の宝塚から自宅(和田岬)までの帰路を含めて約 100 km の距離を、 20 時間ほどで歩き終えるほどの健脚の持ち主でした。
当時は案内人を雇い登山をするのが当たり前でしたが、加藤文太郎は当時タブーだった単独行での山行を繰り返しています。
しかし昭和11年、北アルプス槍ヶ岳北鎌尾根に挑むために吉田富久とパートナーを組み挑戦しますが猛吹雪に遭い天上沢で 31 歳という短い生涯を閉じます。
加藤文太郎の単独行による数々の登攀記録などをモデルとて、新田次郎著【孤高の人】や、谷甲州著【単独行者 アラインゲンガー 新・加藤文太郎伝】などの本があります。

チェックポイント
須磨アルプスでは登山界のスーパースター加藤文太郎が歩いたルートの一部をトレースすることができる!
最高標高 312 m

須磨アルプスの最高標高は横尾山頂の 312 m です。
須磨浦公園をスタートし、板宿駅まで須磨アルプス全体で7つの山頂を踏んでいきます。
トータルの標高差も 575 m しかないので登山というよりはハイキングに近い感覚です。

チェックポイント
須磨アルプスは最高標高 312 m と低く、トータル標高差も 600 m を切っているのでハイキング感覚で山行できるので体力のない人でも安心!
アクセスがいい
須磨アルプスの起点になっている須磨浦公園は凄くアクセスのいい場所にあります。
須磨浦公園の目の前には山陽電気鉄道本線・須磨浦公園駅があり電車でもアクセス抜群です。
車で行く場合は阪神高速を使うと大阪からでも1時間もかからずに到着できます。
車で須磨浦公園まで行った場合には、板宿駅から須磨浦公園駅まで山陽電気鉄道本線で簡単に戻ることができます。
また六甲全山縦走路の起点にもなっている JR 神戸線・塩屋駅からスタートすることもできるので交通手段はいっぱいあります。

チェックポイント
須磨アルプスは車でも電車でもアクセス抜群なので、とても行きやすい!

次の項目では須磨アルプスの注意点を紹介していきます。
ここだけは気をつけて!須磨アルプスの注意点!
ここまで須磨アルプスの魅力をいろいろ書いてきましたが、この項目では須磨アルプスの注意点を書いていきます。
でもこれはあくまで僕の主観なので参考程度に捉えてください。
馬の背

須磨アルプスで唯一危ない場所があります。
それが【 名勝 馬の背 】です。
風化した花崗岩でできていて道幅が狭くなっている場所があり足を滑らすと滑落する危険があります。

慎重に行動すれば実際は何ともない道ですが、細い尾根で前からくる人とのすれ違いは十分注意して行動してください。


チェックポイント
須磨アルプス馬の背は花崗岩の絶景が見れるが、滑落の危険があるので注意すること!
市街地を通過

須磨アルプスは塩屋から宝塚までを結ぶ六甲全山縦走路の一部です。
須磨アルプスの縦走路内でも一部市街地を通過します。
すべての道が登山道の土の道ではないので行ってからガッカリしないように注意してください。

チェックポイント
須磨アルプスのコースは一部市街地を通過するので、スーパーで飲み物や食事の調達が可能!
階段

おらが茶屋を過ぎると高倉台の市街地に一度下りて行かなくてはいけません。
おらが茶屋からは長い下りの階段をひたすら下りていきます。
そして高倉台の市街地を抜けると次は栂尾山の登り返す、ビル 15 階相当の長い長い登りの階段が現れます。

この登りの階段が須磨アルプスの山行で一番つらいポイントになります。
階段の途中には座って休憩できるベンチがあるので休憩しながらゆっくり登っていってください。

チェックポイント
須磨アルプスの核心は高倉台の市街地前後の階段の急登なので、あせらずゆっくり休憩しながら登るべし!
強風

須磨アルプス馬の背では尾根になっているので風を遮る木などがありません。
強風が吹くと体が持っていかれそうなほどの強風が吹くこともあります。
強風で恐怖を感じた場合は進むのではなく、戻るという選択肢も考えてください。

チェックポイント
須磨アルプス馬の背では立っていられないほどの強風が吹き荒れる時があるので強風時には絶対に無理はしないこと!

あくまでも僕の主観なので参考程度に捉えてください。
須磨アルプス 周辺おすすめ施設
須磨アルプスに行った時にはぜひ立ち寄ってほしいところがあるので紹介します。
神戸 南京町

須磨アルプスの山行帰りにぜひ立ち寄ってほしい場所は、須磨アルプスと同じく神戸市にある【神戸 南京町】です。
大阪方面に帰る人だと帰り道にあるので立ち寄りやすいです。

南京町の近所の駐車場は高い所が多いですが、一ヶ所だけ少し離れますが駐車料金が安くて空いているところがあります

神戸南京町ではお店に入らなくてもたくさんの露天がでているので食べ歩きをすることができます。
飲茶からラーメン、チャーハンなどいろいろなものがあるので小さな子どもから大人まで楽しむことができます。
中でもオススメなのが南京町広場前にある香港点心菜館のフカヒレラーメンと担々麺です。



今までいろいろな店舗で食べ歩きをしましたが、香港点心菜館のラーメンが1番美味しいです。
小籠包や唐揚げも美味しいのでぜひ食べ歩きをしに南京町に立ち寄ってみてください。

チェックポイント
須磨アルプスの山行で疲れた体を、神戸南京町の美味しい中華の食事で回復してあげてください!

ぜひ行ってみてね!
これが 須磨アルプス の全貌!YouTube動画


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僕の独断と偏見で決めた 須磨アルプス 総合評価
今まで長々と書いてきましたが、そろそろまとめていきたいと思います。
須磨アルプスは最高標高 312 mの低山ですが、低山とは思えないほどの魅力がぎっしりと詰まっています。
六甲全山縦走路の一部にもなっているので最終地点の塩屋駅までの間に7個もの山頂を踏むことができます。
また総標高は 600 m にも満たないので縦走を手軽に楽しむことができます。
また海の真ん前からスタートし、少し登っていくと海の絶景が見渡せます。
右手には明石海峡大橋や淡路島、左手には六甲アイランドや大阪梅田の高層ビル群までもが見渡せます。
そして縦走路を進んでいくと花崗岩でできている名勝 馬の背の絶景があります。
神戸の街中から少し山に入るだけであれだけの絶景を経験できるところはそんなにないと思います。
須磨アルプスは一度で二度おいしいそんなお得な山行ができます。
また須磨アルプスだけでは歩きたらない人はそのまま六甲全山縦走路を進んでいくことも可能です。
須磨アルプスは六甲全山縦走路総距離約 43 kmの最初の 5 km の部分です。
先に進んでいって疲れたとしても、妙法寺駅や鵯越駅、鈴蘭台駅などにエスケープできるので安心して縦走することもできます。
耐力のある人は、加藤文太郎のように六甲全山縦走路総距離約 43 km 総標高約 2,900 mを縦走してみるのもアリかもしれません。
須磨アルプスは神戸市にあるので電車でも車でもアクセスが良くとても行きやすい山です。
これだけの魅力がぎっしり詰まっているので須磨アルプスが人気の山なのも納得です。
須磨アルプスは、子どもから大人まで自然を満喫しながらおもいっきり楽しい山行できるのでガチでオススメです!
あなたもぜひ一度 須磨アルプスに行ってみてください!
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