今回は、使用可能燃料が多彩なシングルバーナーストーブ、【MSR ドラゴンフライ 】の徹底レビューを行います!
気になる1点だけを除けば、MSR ドラゴンフライはめちゃくちゃイイです!
しかしこれだけでは全然ドラゴンフライの良さが伝わらないと思います!
我が家がなぜMSR ドラゴンフライを購入したのか。
そしてMSR ドラゴンフライの使用感などを書いていきたいと思います。
あなたがMSR ドラゴンフライを購入する時の参考に少しでもなれば幸いです。
記事内容
- MSR ドラゴンフライ 基本情報。
- 使えば納得!MSR ドラゴンフライ ここが魅力!
- ここだけは気をつけて!MSR ドラゴンフライ 注意点!
- 僕の独断と偏見で決めたMSR ドラゴンフライ 総合評価
この記事では、【MSR ドラゴンフライ】の魅力も、ここがイマイチな点も包み隠さず紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでもワクワクしてくれれば嬉しいです。
なぜ MSR ドラゴンフライを買ったのか!?
キャンプを始めて、初めに買ったシングルバーナーストーブはコールマン(Coleman) アウトランダー マイクロストーブ PZ でした。
しかしコールマン(Coleman) アウトランダー マイクロストーブ PZ には欠点があります。
それは五徳が凄く小さいので大きな鍋などを奥には凄く不安定なんです。
でもファミリーキャンプで使うにはちょっと厳しいかもしれないよ!?
ダッチオーブンやスキレットで調理したいので大きい五徳のストーブが欲しくなりました。
そして次に購入したのはコールマン(Coleman) パワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブ Ⅱでした!
コールマン(Coleman) パワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブ Ⅱは五徳も大きく凄く安定性もあり、さらにツーバーナーなので同時に違う料理を作ることができます。
しかし我が家にはコールマン(Coleman) パワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブ Ⅱにも欠点がありました。
パワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブ Ⅱの大きさなんです!
コンパクトになったとしても大きさには限界があります。
そしてアウトランダー マイクロストーブ PZと、パワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブ Ⅱ共通で言えることなんですが燃料のOD缶が高いんです!
それにOD缶が大きいのでなかなかのスペースがいります。
収納スペース、OD缶が高いなど諸々の理由から脱OD缶をしようと燃料代が安い灯油も使えるストーブを探し始めました。
探し出して初めって知ったことなんですが灯油が使えるストーブにあまり選択肢はないんです。
我が家の最終候補に残ったのはMSR ドラゴンフライと、MSR ウィスパーライト インターナショナルでした。
ドラゴンフライにもウィスパーライトインターナショナルにも一長一短があります。
正直この2機種で凄く悩みました。
最終的に我が家が選んだのは、火力の調整ができるドラゴンフライにしました!
今の我が家には合わなかっただけです。
そのうちウィスパーライトインターナショナルも購入しようと思っています!
次の項目からはドラゴンフライのスペックを紹介していきます!
MSR ドラゴンフライ 基本情報
MSR ドラゴンフライ スペック!
でもドラゴンフライって龍ではありません!
ドラゴンフライ = Dragonfly = とんぼ だよ!
僕は正直、龍と思ってました・・・
僕のおバカがバレた所で早速 MSR ドラゴンフライのスペックを見ていきましょう!
五徳直径 | 約φ190mm |
高さ | 約100mm |
収納時サイズ | 約180×120×90mm |
重量 | 412g |
パック重量 | 578g |
燃焼時間 (600ml液体燃料あたり) | ホワイトガソリン:126分 灯油:153分 ディーゼル:136分 |
1ℓが沸くまでの時間 | ホワイトガソリン:3.5分 灯油:3.9分 ディーゼル:3.5分 |
最高出力 | 約2,192Kcal/h |
使用可能燃料 | DGジェット:ホワイトガソリン・無鉛ガソリン DKジェット:灯油・ディーゼル・ジェット燃料 |
生産国 | Made in USA |
MSR ドラゴンフライ 仕様
まず購入時に注意してほしいことがあります!
ドラゴンフライを購入しても燃料ボトルは付属していません!
ドラゴンフライを購入時には忘れずに燃料ボトルも購入してください!
11oz(325ml)・ 20oz(590ml)・ 30oz(887ml)の3種類です。
僕は20oz(590ml)の真ん中のサイズを買ったよ!
みんなは自分に合った大きさの燃料ボトルを選んでね!
MSR ドラゴンフライを購入するとストーブ本体、燃料ポンプ、風防、ストーブの熱を置いてる場所(地面・テーブル等)に伝えないためのアルミシート、簡易メンテナスキット、収納袋、取扱説明書が付属されています。
ドラゴンフライには他のストーブと明らかに違うところがあります!
それは・・・
MSR ドラゴンフライは火力調整が自由自在なんです!
この火力調整が自由自在なところが、MSR ドラゴンフライ最大の魅力だと思います!
ドラゴンフライが火力調整が可能な理由は二重バルブ設計になっているからです!
この2ヶ所の燃料調整バルブのおかげで煮込み料理のとろ火から最高火力で雪を溶かして湯を沸かすことまで可能です!
そしてもう1点の魅力は・・・
様々な燃料に対応するマルチフューエルタイプなところです!
MSR ドラゴンフライ購入時に簡易メンテナンスキットの中に燃料ジェット(DKジェット)が付属しています。
ドラゴンフライ メーカー出荷時には、DGジェットが装着されています。
DGジェットで使用できる燃料はホワイトガソリン・無鉛ガソリンの2種類の燃料に対応となっています!
付属のDKジェットは灯油・ディーゼル・ジェット燃料の3種類の燃料に対応しています。
市販されているほとんどのストーブはホワイトガソリンのみだと思います。
(緊急時に無鉛ガソリンを使えるものもあるね。)
しかしMSR ドラゴンフライは燃料ジェットを変える手間はありますが灯油・ディーゼル・ジェット燃料まで幅広く対応します!
まして灯油なら安価だしガソリンスタンドなどに行けば簡単に手に入るところもいいよね!
次の項目ではMSR ドラゴンフライのサイズを見ていきましょう!
MSR ドラゴンフライ サイズ
サイズは先程も書きましたがもう1度メーカー発表のサイズを貼っておきます!
五徳直径 | 約φ190mm |
高さ | 約100mm |
収納時サイズ | 約180×120×90mm |
まずは五徳直径のサイズです!
次に高さを測っていきたいと思います。
次は実際に燃料ボトルを繋げて使用する時のサイズを測っていきたいと思います。
燃料ボトルのサイズは20oz(590ml)のモノを使っています。
地面に置いて使用することもできるけど、できればテーブルなどの硬いところの上に置いて安定させてね!
砂の上や雪の上に直接置いてしまうと五徳が沈んで最悪お鍋とかがひっくり返る可能性があるから注意してくださいね!
MSR ドラゴンフライ 収納
MSR ドラゴンフライ購入時には収納するための袋が付属しています!
しかしドラゴンフライを使い終わってから袋に収納するとある問題が起こりました!
それは・・・
燃え切らなかった微妙な燃料が滲みだしてきて収納袋に染み込んでいきます!
そこでGoogleなどで他の方はどの様に収納しているのか調べたところ別会社のハードケースがジャストフィットするという情報を得れました!
そのハードケースは、EPIgas APSA-IIIストーブケースです!
近所のキャンプ用品店にあれば税抜き750円で手に入れることができます。
もしかしたらと思いダイソーに行って探していたらちょうどいいモノがありました!
サイズは縦105mm×横147mm×高さ160mmだよ!
金額はもちろん税込110円です!
収納サイズは少し大きくなるけど110円で入手できるなら我慢できるね!?
付属の収納袋と違いタッパなので、灯油が出てきてもこれで安心して他のキャンプギアと一緒に収納できます!
サイズはあくまでも素人が測ってるので参考程度に思っておいてね!
それでは次の項目ではMSR ドラゴンフライのレビューを行っていきたいと思います!
MSR ドラゴンフライ レビュー
MSR ドラゴンフライ 使用前準備
ドラゴンフライを使用する時は各パーツを組み付けていく必要があります。
その点を少し詳しく紹介していきたいと思います。
燃料の選定
まずは使用する燃料を選択しなくてはいけません。
ドラゴンフライ出荷時にはDGジェット(ホワイトガソリン・無鉛ガソリン)が装着されています。
ホワイトガソリン・無鉛ガソリンを使用する場合はそのままで使用可能です。
灯油・ディーゼル・ジェット燃料を使用する場合はDKジェットに交換しないといけません。
交換手順はドラゴンフライ本体のフレームスプレッダーを取り外します。
フレームスプレッダーを取り外すとドラゴンフライ本体の底に付いているのが燃料ジェットになります。
燃料ジェットはすごく硬くドラゴンフライに固定されてるのでなめらない様に注意してね!
燃料ジェットを交換する時は少し大きめのマイナスドライバーを用意する方が交換しやすいよ!
ここでポイント!
- 燃料ジェットを付け替える時に燃料ジェットを取り外した奥にシェイカーニードルが入っているので絶対に無くさない様にしてください!
シェイカーニードルは燃料ジェットの詰まりを掃除してくれるパーツです!
シェイカーニードルがなければ燃料ジェットが目詰まりを起こしやすくなりますので注意してください! - 燃料ジェットを締め付ける時はドラゴンフライ本体にきつく締め付けてください!
燃料ジェットの締め付けが不十分だと火をつけた時に不完全燃焼を起こします!
燃料ジェットの締め付けが不十分だとジェットの穴以外の所から燃料漏れを起こします。
意図しない所からの燃料漏れは大変危険です!
燃料ジェットは必ずきつく完全に確実に締め付けてください!
燃料ジェットの交換が終わればドラゴンフライ本体にフレームスプレッダーを取り付ければ燃料ジェット交換は完了です!
燃料ボトルに燃料を入れる!
ここでポイント!
- 燃料ボトルの外側には燃料満タンラインがあります!
燃料ボトルの満タンラインを超える給油は絶対にしないでください!
燃料をドラゴンフライ本体に送るために燃料ボトル内で空気を膨張させるスペースが必要になります。
空気を膨張させるスペースが不十分だと空気が圧縮不足を起こし燃料がうまくドラゴンフライ本体に流れない可能性があるので注意してください!
燃料ポンプと燃料ボトルを接続
燃料ポンプと燃料ボトルを接続する前に燃料ポンプの燃料コントロールバルブが閉じている事を確認してください!
燃料コントロールバルブが閉じている事を確認すれば燃料ポンプと燃料ボトルを接続します。
挿入するとネジを締め込み燃料ポンプと燃料ボトルの接続が完了です!
ポンピングをし燃料ボトルに圧をかける
ここでポイント!
- 先程も書きましたが、必ず燃料コントロールバルブが閉じている事を確認してください!
燃料コントロールバルブが開いていると燃料が噴出する恐れがあります。
大変危険ですので必ず燃料コントロールバルブが閉じている事を確認してください!
燃料コントロールバルブが閉じている事を確認し終えればプランジャヤーをポンピングし抵抗を感じるまで行います。
燃料が半分以下になら30回〜40回程度ポンピングをして抵抗を感じるまでやってね!
ドラゴンフライの五徳を開いて、バーナーとフューエルラインを所定の位置にセット
ドラゴンフライと燃料ボトルを接続
燃料パイプを燃料タンクに接続します!
ここでポイント!
- 燃料パイプを挿入するときに滑りやすくする為に先端の真鍮部分に唾液もしくはオイルを塗ってください!
先端をすこし濡らすことによって奥までスムーズに挿入できるようになります。
燃料パイプを燃料ポンプの奥まで差し込んでください!
ここでポイント!
- 燃料パイプを差し込む時に燃料タンクの燃料コントロールバルブが必ず上に向いていることを確認してください!
燃料コントロールバルブが上に向いていないとドラゴンフライ本体にうまく燃料が供給されなくなります。
なので必ず燃料コントロールバルブを上向きに接続してください。
キャッチアームを燃料ポンプ溝にはめ込みきっちりと固定する!
使用中に抜けた場合は重大な事故になるからしっかりと確認してね!
燃料ボトルをドラゴンフライ本体から可能な限り離す!
ここでポイント!
- 燃料ボトルがドラゴンフライの熱で熱せられると中に入っている燃料が膨張し大変危険です!
燃料ボトルをドラゴンフライ本体から可能な限り離してください!
安全性確保のため、燃料パイプを優しく曲げて可能な限りまっすぐにしてください。
簡単にだけどこの項目で言った【ここがポイント!】のおさらいをしておくね!
ドラゴンフライ 使用前準備 おさらい
- 燃料ジェットを付け替える時にシェイカーニードルを絶対に無くさないこと!
- 燃料ジェットを締め付ける時はドラゴンフライ本体にきつく締め付ける!
- 燃料ボトルの満タンラインを超える給油は絶対にしない!
- 燃料ポンプと燃料ボトルを接続する前に燃料ポンプの燃料コントロールバルブが閉じている事を確認する!
- 燃料が満タンの時は約20回〜30回程度ポンピング!燃料が半分以下になら30回〜40回程度ポンピング!
- 燃料パイプ挿入時に滑りやすくする為に先端にオイルを添付!
- 燃料パイプ挿入時に燃料コントロールバルブが必ず上に向いていることを確認する!
- 燃料ボトルをドラゴンフライから可能な限り離す!
MSR ドラゴンフライ プレヒート方法
ドラゴンフライの点火前の儀式であるプレヒートについて紹介していきます!
他の燃料の時もほぼ同等だと思いますが、ガソリンを使うときは揮発性が高いので十分注意してください!
まず大前提として前項目の【MSR ドラゴンフライ 使用前準備】を行ったという前提で進めていきます!
前項目【MSR ドラゴンフライ 使用前準備】を読んでない方は、前項目【MSR ドラゴンフライ 使用前準備】を読んでください!
読んでない方はここをクリック!→【MSR ドラゴンフライ 使用前準備】
ドラゴンフライ本体の燃料調整バルブが閉まっているか確認する!
一番初めにドラゴンフライ本体の燃料調整バルブが最後まで確実に閉まっているか確認します!
ここでポイント!
- 次の工程で燃料タンク側の燃料バルブを全開にします!
その時にドラゴンフライ本体の燃料調整バルブが開いていたら燃料ボトル内の燃料が噴き出します!
大変危険ですので必ずドラゴンフライ本体の燃料調整バルブが確実に閉まっていることを確認してください。
燃料ボトル側の燃料バルブを全開にする!
ドラゴンフライ本体側の燃料バルブを燃料ジェットを見ながら少しずつ開ける!
ここでポイント!
- ここでいきなり燃料バルブを全開にしてしまうと揮発していない液体の燃料が勢いよく吹き出します!
燃料ジェットを見ながら徐々に燃料バルブを開けていくと燃料が出てきだすタイミングがあります!
燃料が出てきたら少しの間燃料バルブを開けておいて燃料を出してください!
燃料バルブを締めるタイミング!
ここでポイント!
- 燃料が出てくるとカップ内に溜まりカップに空いている穴から流れて下の芯に染み込んでいきます!
芯を見ていると段々と燃料が染み込んでくるのがわかると思います。
最後までしっかりと燃料を染み込ませてください。 - 芯に染み込んだ燃料がこれ以上染み込めない様になると下のアルミのカップに燃料が垂れてきます!
下のアルミカップのくぼみすり切れに燃料が溜まった時点が燃料バルブを締めるタイミングです!
芯に着火!
ここでポイント!
- 芯に着火すると火柱があがります!
ドラゴンフライの近くに燃えやすいモノがあると引火する恐れがあります。
ドラゴンフライの近くにモノを置かないようにしてください!
芯に着火後、約2分程で火は勝手に消えます!
ここでポイント!
- 使用燃料が灯油の場合はプレヒートは必ず2分程度は行ってください!
灯油の沸点範囲は170~250℃程度・引火点は約40℃以上からなのでここでしっかりとプレヒートを行わないと灯油がガスになりません!
ガスにならないということは、いつまで経っても火柱が上がり続けます!
逆を言えばプレヒートさえしっかりとしていれば火柱は上がりません!
冬場は気温・灯油の温度が下がりますので、しっかりとプレヒートを行ってください!
火が完全に消えればプレヒートは完了です!
簡単にだけどこの項目で言った【ここがポイント!】のおさらいをしておくね!
ドラゴンフライ プレヒート おさらい
- 燃料ボトル側の燃料バルブを開ける前に、ドラゴンフライ本体の燃料調整バルブが閉まっているか確認!
- ドラゴンフライ本体側の燃料バルブを燃料ジェットを見ながら少しずつ開ける!
- アルミカップのくぼみすり切れに燃料が溜まった時点が燃料バルブを締めるタイミング!
- 芯に着火すると火柱が上がるのでドラゴンフライの近くにモノを置かない!
- 使用燃料が灯油の場合はプレヒートは必ず2分程度は行う!
- 火が完全に消えればプレヒートは完了です!
火器を扱うので十分注意して行ってくださいね!
MSR ドラゴンフライ 点火方法
ドラゴンフライの点火方法を紹介していきます!
まず大前提として前項目の【MSR ドラゴンフライ プレヒート方法】を行ったという前提で進めていきます!
前項目【MSR ドラゴンフライ プレヒート方法】を読んでない方は、前項目【MSR ドラゴンフライ プレヒート方法】を読んでください!
読んでない方はここをクリック!→【MSR ドラゴンフライ プレヒート方法】
チャッカマンに火をつけ燃料ジェットに近づける!
チャッカマンの火をつけたままドラゴンフライ本体の燃料バルブを開ける!
ここでポイント!
- 燃料バルブを開けるときは少しずつ開けてください!
燃料バルブを一気に開けてしまうと燃料ガスがジェットから大量に出てきて大変危険です!
チャッカマンに火をつけたまま燃料バルブを少しずつ開けていくと一定のところでドラゴンフライに火がつきます。
ドラゴンフライに火がつけばチャッカマンの火を消し離してください。
燃料バルブを少しずつ開けていき火力をMAXにしていく!
ここでポイント!
- ここでも一気に燃料バルブを開けることは絶対にしないでください!
万が一、プレヒートが不十分だった場合火柱が上がる可能性があります。
また不完全燃焼を起こし青色の火にならずに赤色の火になってしまいます。
青色の火にならないとドラゴンフライが本来持っている火力に達しません。
なので様子を見ながら少しずつ燃料バルブを開けて行ってください。
簡単だったでしょ!?
次の項目ではドラゴンフライの火力調整方法の紹介をしていきます!
MSR ドラゴンフライ 火力調整方法
ドラゴンフライ最大の魅力は火力調整ができるところです!
火力調整のすごく簡単です!
火力調整を行うのはストーブ本体側の燃料調節バルブで行います。
燃料タンク側の燃料調節バルブで火力調整を行うことはありません!
燃料タンク側の燃料調節バルブは全開か全閉が基本になります。
弱火にしたい場合は燃料バルブを時計回りに回します。
強火にしたい場合は燃料バルブを反時計回り回します。
たったこれだけでトロ火から強火まで火力調整が可能です!
トロ火にできるおかげで炊飯が美味しくできますよ!
MSR ドラゴンフライ 消化方法
ドラゴンフライの消化方法は簡単だよ!
燃料ボトル側の燃料バルブを閉めれば火は段々弱くなり消えます!
ここでポイント!
- 火を消す時に閉める燃料バルブは燃料ボトル側です!
間違ってドラゴンフライ本体側の燃料バルブを閉めてしまうとフューエルラインに燃料が残ってしまいます!
ドラゴンフライ使用後にバラした時に燃料が噴き出す恐れがあります!
なのでフューエルラインの中にある燃料を燃やし尽くす為に必ず燃料ボトル側の燃料調整バルブを閉めてください!
MSR ドラゴンフライ 欠点!?
あくまでも僕個人の感想なので参考程度に捉えてください。
爆音!! うるさすぎる!!
MSR ドラゴンフライを購入する前からGoogleで検索をして【爆音、うるさい】などの情報は掴んでいました。
でもどれも大げさだろうと思い気にせずにドラゴンフライを購入しました。
ハッキリ言います!!
ドラゴンフライめちゃくちゃうるさいです!!
きっと想像している騒音の倍以上はうるさいです!!
キャンプ場で横にテントを張っている人がいたら間違いなくクレームがくると思います!
それぐらいうるさいです!!
このブログの初めの方に出てきたガスストーブ2機(アウトランダー マイクロストーブ PZ ・ パワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブ Ⅱ)とドラゴンフライの騒音を比べてみたいと思います!
騒音の計測にはiPadのアプリを使用しました。
騒音の大きさはアプリの校正ができていないので比較対象の目安程度だと思ってくださいね!
それではまずアウトランダー マイクロストーブ PZを測定したいと思います。
アウトランダー マイクロストーブ PZはMAX69dBでした。
続いてパワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブ Ⅱを測定したいと思います。
パワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブ Ⅱは2口とも最大火力で出してもMAX67dBでした。
さて次が本命のドラゴンフライになります。
結果はどうなるんでしょうか!?
ドラゴンフライはMAX74dBでした。
隣にいる人と普通に会話がままならないぐらいうるさいです!
このままの音で我慢できるならそのまま使用することは可能です。
しかしいつでも人の少ないキャンプ場に行けるとは限りません。
キャンプ場で朝6時からドラゴンフライを使うのはあまりにも迷惑だと思います。
間違いなくクレームがくるレベルの騒音をしています。
でも安心してください!
社外品ですがドラゴンフライを静音化できるサイレンサーが販売されています!
その名も、QuietStove Model 107 for MSR です!
さっきと全く同じ条件で騒音テストをしたから動画をチェックしてね!
QuietStove Model 107 for MSRを装着したドラゴンフライはMAX63dBでした!
これで朝のキャンプ場でお湯を沸かしてコーヒーが飲めますね。
QuietStove Model 107 for MSRの価格ですが僕が買った時は5,200円でした。
爆音に嫌気がさしてる人は購入検討してみてはいかがですか!?
五徳の中心が空きすぎてる!
ドラゴンフライの五徳は直径約φ190mmあり、大きなダッチオーブンを載せても安定します。
しかしその反面ご覧の通り中心がごっそりと空いてしまっています。
これだけの空間が空いてしまうとマグカップやシェラカップ、小さな缶詰を火にかけるのは不可能だと思います。
しかしこの問題も100均に売ってあるこの網を使えば解決してくれました。
僕にはこの2点が問題だと思いましたが、サイレンサーを買ったことで騒音は解決できました。
五徳の問題も100均で網を買うことで解決できました。
なのでドラゴンフライは僕には問題点はありません!
あくまでも僕個人の感想なので参考程度に捉えてくださいね。
MSR ドラゴンフライ 総合評価
長々と書いてきましたが、そろそろまとめていきたいと思います。
ドラゴンフライは様々な燃料に対応するマルチフューエルタイプで維持費が非常に安価な灯油シングルバーナーストーブだと言えます。
燃料系ストーブなのでガス缶(OD缶・OG缶)みたいに気温が低くなっても火力が落ちることもありません。
最大出力時の火力は申し分なく、大人数の食事の用意でも大活躍してくれます。
またドラゴンフライは燃料系ストーブには珍しく火力調整が自在にでき、簡単にトロ火ができるので煮炊きものをする時には大変便利です。
点火の際は必ずプレヒートは必要になりますが慣れれば何の問題もありません。
むしろプレヒートですら楽しくなってきます。
キャンプに持っていくのにコンパクトに収納もできます。
燃料系ストーブの購入で悩んでいる方はドラゴンフライを選べば問題ないと思います!
マルチフューエルで様々な燃料に対応するMSR ドラゴンフライ!
燃料系シングルバーナーストーブでお悩みならドラゴンフライ一択で間違いなしです!
あなたのキャンピングライフが輝くことを祈っています。