今回は、1人で簡単【タープの張り方・タープ立て方】設営術を紹介したいと思います!
キャンプを始めたばかりの頃は、タープを張るのに苦労することも多いと思います。
キャンプは自然が相手なので、強風の日もあれば雨の日もあり、一筋縄じゃいかない部分も多々あります。
しかしある秘訣○○さえ知れば簡単にタープを立てることができるんです。
今回はそのコツを解りやすく紹介していきたいと思います!
あなたが1人でタープを張る時に簡単に設営できる参考に少しでもなれば幸いです。
記事内容
- タープってなに!?
- コツを伝授!タープを張るコツは〇〇だ!
- ここだけは気をつけて!タープを立てる時の注意点!
この記事では、タープを簡単に張れるコツも、タープを張る時の注意点も包み隠さず紹介していきます。
記事を読み終えた時に、少しでもワクワクしてくれれば嬉しいです。
そもそも【タープ】ってなに!?
タープはテントとは違います。
キャンプをする際にテントを寝室とすれば、タープはリビングになります。
タープにはいくつかの種類があります。
この項目ではタープの種類を紹介していきたいと思います。
レクタタープ
レクタタープは長方形のタープのことをいいます。
レクタタープのメリットは、
- 長方形なので空間を広く使える。
- 色々な張り方のアレンジができる。
- 折り畳むのが楽。
などがあります。
ヘキサタープ
ヘキサタープは、6角形のタープのことをいいます。
ヘキサタープのメリットは、
- 風の抵抗を受けにくい
- 1人でも張りやすい
- 色々な張り方のアレンジができる。
などがあります。
僕が使っているタープはヘキサタープだよ!
ウィングタープ
ウィングタープは、ひし形のタープのことをいいます。
ウィングタープのメリットは、
- コンパクトに収納できる
- 持ち運びが楽
- 設営が簡単
などがあります。
スクリーンタープ
今まで紹介してきたタープとは違いスクリーンタープは自立するタイプのタープになります。
スクリーンタープのメリットは、
- フルクローズできる
- 虫対策ができる。
- 自立式なので簡単に設営ができる。
などがあります。
ワンタッチタープ
ワンタッチタープは、スクリーンタープ同様に自立式のタープになります。
ワンタッチタープのメリットは、
- 広げるだけで設営完了
- 誰にでも簡単に設営できる
- 脚を伸縮するだけで高さ調整ができる
などがあります。
タープを張るために用意するモノ
タープを張るために必要なものは、
- タープ
- タープポール
- ガイドロープ(パラコード)
- ペグ
- ペグハンマー
以上5点は必ず必要です。
必要なら買いたしてね!
1人でも出来る! タープ立て方 簡単手順!
ここからは1人でも簡単に設営できるタープの立て方のコツを交えながら模型を使って紹介していきたいと思います。
自立式タープは誰にでも簡単に立てれるので今回は割愛します。
タープを広げる
まずはタープを収納袋から取り出し広げていきます。
この時に完成した時にタープを立ち上げたい場所に広げてください。
ここでポイント!
タープを広げる時は全部を広げてはいけません。
メインポールを立ち上げるグロメット2点を結んだ線で半分に折った状態で広げてください。
半分に折ることで面積に対する重量が増え、タープが飛ばされるリスクを軽減できます。
だからタープは半分に折った状態で広げる方がいいよ!
ペグを打つ
メインポールを刺すグロメット部分下にペグを打ち込み目印をつけます。
この時にペグを掌ひとつ分( 約 10cm )タープ中心に寄せて打ち込んでください。
このペグダウンはメインポールを立ち上げた時の位置を確認するためのペグダウンです。
ここでポイント!
このペグダウンをするかしないかでタープが立ち上がった時の最終的な見栄えの綺麗さが変わってきます。
最終的には抜いてしまうペグになりますが、ペグダウンをやっておくほうが無難です。
後で手で抜ける深さで十分だよ!
メインポールを組み立てる
メインポールを組み立てていきます。
メインポールの高さでタープ完成時の高さが決定します。
タープを立ち上げてから高さを変更するのは手間がかかるので、この時点でしっかりと決めておく必要があります。
メインポールを置く
組み立てたメインポール先端を、タープのメインポール立ち上げ部分のグロメットの上に置きます。
メインポール用ガイドロープのペグを打つ
メインポールに使用するガイドロープ用のペグダウンをしていきます。
メインポールに使用するガイドロープは、1ヶ所で2個使用しますので合計4ヶ所にペグダウンをします。
ペグダウンをする場所は、先ほど置いたメインポール末端から90度(直角)に振った場所になります。
ここでポイント!
メインポールは2本あるので、2本を使って直角に置けばペグダウンする場所が確実にそして簡単に分かります。
メインポールをタープグロメットに入れる
メインポール先端を、タープのメインポール用のグロメット部分に内側から入れます。
ガイドロープを用意する
メインポールを立ち上げるためのガイドロープを用意します。
この時のガイドロープの結び方は片側は【二重8の字結び】もう片側は【自在金具】にしてください。
パラコード・ガイドロープの結び方は下のリンクの記事で詳しく紹介してるからね!
キャンプで使うロープの結び方・まとめ方【知らなきゃマズイ知識No,1】
続きを見る
ここでポイント!
ガイドロープの長さは、メインポールの長さの約 1.75 倍 + 調整代約 0.5m 必要です。
メインポールの長さが 2.0m の場合は、ガイドロープの長さは約 3.5m +0.5m の合計で約 4.0m 必要になります。
メインポール先端にガイドロープをセットする
メインポール先端にガイドロープを入れます。
ガイドロープをペグにセットする
ペグにガイドロープ自在金具側をセットします。
ここでポイント!
ガイドロープの長さは、自在金具を調整してメインポールの長さの1.75倍より少し長めにしておいてください。
少し長めにガイドロープをセットしておくことでタープが簡単に立ち上がります。
タープを立ち上げる
メインポールを持ち上げて、タープを立ち上げていきます。
ここでポイント!
メインポールを立ち上げる時は一気に最終地点まで立ち上げてはいけません。
メインポールの最終地点は、一番初めに目印にペグダウンした場所です。
しかし一気に立ち上げてしまうとメインポールが自立しません。
メインポール末端は、最終目的地の約 0.5m 離した地面に立て、メインポール先端をタープ側に倒してください。
するとメインポールが自立します。
メインポールを両方立ち上げると、あともう少しで完成だからね!
自在金具を調整する
メインポール末端を最終地点に近付けながらガイドロープの長さを自在金具で調整していきます。
ここでポイント!
2本あるメインポールを支えているガイドロープ4本を均等に調整していくと綺麗になります。
この時注意することは、メインポール端末が最終地点に到達した時に地面に対して直角になっているかです。
傾いていたら直角になるようにガイドロープを調整してね!
残りのグロメットにガイドロープをつける
タープの残りの角の4ヶ所のグロメット部分にガイドロープをつけていきます。
この時のガイドロープの長さは、メインポール用のガイドロープの長さと同じでいいです。
ガイドロープ先端はもやい結びをし、ガイドロープ端末には自在金具で調節可能にしておいてください。
カラビナを使うと始めの1回だけもやい結びをすると、2回目からはもやい結びをしなくて良くなるよ!
キャンプで使うロープの結び方・まとめ方【知らなきゃマズイ知識No,1】
続きを見る
ペグダウンしていく
残りの4ヶ所のペグを打っていきます。
ペグを打つ場所ですが、タープ中心点とガイドロープを取り付けたグロメットを通る延長線上にペグダウンしてください。
タープ完成
ガイドロープを全て張りメインポールが傾いていなければ完成です。
タープが傾いている場合は再度調整してね!
風の強い日にはガイドロープの本数を増やすと強度が増していくからね!
タープ貼り方 アレンジ方法
先ほど紹介した貼り方以外の貼り方を紹介していきたいと思います。
アレンジ 1
用意するもの
- メインポールと同じ長さのサブポール4本
貼り方は簡単です。
タープの角のグロメット部分(メインポール以外)をサブポールで立ち上げるだけです。
大人数の時にはいいかもね!?
アレンジ 2
用意するもの
- メインポールと同じ長さのサブポール2本
この貼り方も簡単です。
先程のフラットになったタープの片側のサブポールを抜きます。
サブポールを抜いたグロメット部分にガイドロープを結びます。
そしてタープの角度を調整してペグダウンすれば完成です。
成功の秘訣は〇〇【タープの張り方・タープ立て方】1人で簡単設営術 まとめ
今まで長々と書いてきましたがそろそろまとめていこうと思います。
タープの張り方、タープ立て方どうでしたか!?
コツを掴むまでは大変かもしれませんが【ここでポイント!】で紹介したポイントを押さえていけば簡単にできます。
ここがポイント! まとめ
- タープは半分に折って広げる
- メインポール最終地点に目印のペグを打つ
- メインポール2本を使ってメインガイドロープ用のペグダウンする
- メインのガイドロープの長さは、メインポールの長さの約 1.75 倍 + 調整代約 0.5m
- メインポールを一気に立ち上げない
- 自在金具を均等に締めていく
- タープが傾いていないか確認
1番のポイントは、【メインガイドロープの長さ】です。
タープ購入時に付属でついてくるガイドロープは短い物が多いです。
購入後は設営前に自宅で必ずメインポールの長さの約 1.75 倍 + 調整代約 0.5mがあるか確認してください。
キャンプ場に行ってから短い事に気付いても後の祭りです。
実際にガイドロープが短くてもタープを立てることは可能です。
しかしガイドロープが短い事でタープの強度が落ち、風でタープが倒壊させられる可能性が増えます。
楽しいキャンプが悲惨な状態にならないようにタープを万全な状態に張ってください。
紹介した通りにすれば1人で簡単に、そして綺麗にタープを張ることができます。
キャンプ場に到着して短時間で綺麗なタープを立てて最高のキャンプを楽しみましょう!
あなたのキャンピングライフが輝くことを祈っています。